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淫欲の果てに。人妻・怜香32歳の記録
第10章 中毒者の顔
「そこで、少し、そのままでいて。」
扉を開けて404号室に入ると、玄関に留まるように言われ、持っていたバッグはベッドの上へ置かれる。
「怜香。ブラウスを、捲ってみて。」
「ブラウス、ですか?」
「そう、今着ている、その服だ。キャミソールも、一緒に。」
椅子に腰掛け、突然何かが憑依したかのように真剣な瞳をした冬木様が、指示をする。
対面したときから汗ばみ始めたブラウスとキャミソールを捲くると、濃いブルーの生地に黒い花の刺繍が施されたブラジャーが現れる。
「それも、上に上げて。自分で。」
「これも、ですか…?」
「そう、全部。」
気づけば、冬木様は氷のような瞳で、私に命令をする。逆らう余地など微塵もない。
恥ずかしさを堪えながら、ブラジャーを持ち上げる。
「両手は、そのままだ。」
つい先ほどまで布下に隠されていた、乳房が露わになる。自分で服を捲り、乳房を露出させている私の姿が、氷の視線で貫かれる。恥ずかしい。せめて、羞恥の象徴である乳頭だけは隠したいのに、ブラウスとブラジャーを自ら両手でまくり上げているから、どうやっても隠せない。
ドアを隔てたすぐ向こうは、人が出歩く廊下だ。シティホテルの一室で、こんな、身体検査をされているような…。何とも言えない恥ずかしさに、横を向いてうつむくしかできない。
「もう、硬くさせているのか。」
下を向いたまま、首を横に振る。だけどもう、乳頭が芯を熱くさせ尖りを持ち始めている。自ら乳房を露出させているこの状況に、興奮を覚え始めている。
扉を開けて404号室に入ると、玄関に留まるように言われ、持っていたバッグはベッドの上へ置かれる。
「怜香。ブラウスを、捲ってみて。」
「ブラウス、ですか?」
「そう、今着ている、その服だ。キャミソールも、一緒に。」
椅子に腰掛け、突然何かが憑依したかのように真剣な瞳をした冬木様が、指示をする。
対面したときから汗ばみ始めたブラウスとキャミソールを捲くると、濃いブルーの生地に黒い花の刺繍が施されたブラジャーが現れる。
「それも、上に上げて。自分で。」
「これも、ですか…?」
「そう、全部。」
気づけば、冬木様は氷のような瞳で、私に命令をする。逆らう余地など微塵もない。
恥ずかしさを堪えながら、ブラジャーを持ち上げる。
「両手は、そのままだ。」
つい先ほどまで布下に隠されていた、乳房が露わになる。自分で服を捲り、乳房を露出させている私の姿が、氷の視線で貫かれる。恥ずかしい。せめて、羞恥の象徴である乳頭だけは隠したいのに、ブラウスとブラジャーを自ら両手でまくり上げているから、どうやっても隠せない。
ドアを隔てたすぐ向こうは、人が出歩く廊下だ。シティホテルの一室で、こんな、身体検査をされているような…。何とも言えない恥ずかしさに、横を向いてうつむくしかできない。
「もう、硬くさせているのか。」
下を向いたまま、首を横に振る。だけどもう、乳頭が芯を熱くさせ尖りを持ち始めている。自ら乳房を露出させているこの状況に、興奮を覚え始めている。