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淫欲の果てに。人妻・怜香32歳の記録
第10章 中毒者の顔
冬木様が立ち上がり、こちらへ近づく。感触を確かめるように一瞬乳房に触れられると、鎖の両先端に怪しげなクリップのついた、見覚えのある器具が、左側の乳頭へ装着された。

「あ……っ!!」
右側の乳頭にもクリップを挟み込まれ、装着される。左右の乳頭が、1本の鎖で繋げられた。

「いやっ…あっ…」
両乳房の先端へ取り付けられた器具が、敏感な部分を、否応なしに刺激してくる。私の乳首は、愛撫など無しにいきなりクリップを装着されただけで、貪欲に性感を感じ取るようになってしまった。

剥き出しの乳房という性器へ、無機質な性具を装着される。この異常な状況に置かれて、淫欲を滾らせる私は、性に取り憑かれた動物だった。
こんな姿、夫に見られたことなどあるはずがない。誰にも見せたことのない、羞恥の姿。
冬木様の前で、私は淫らな生物に成り果てる。

「脚を震わせて、一体、どうした。」
「…だ、だって…!」
「だって、何だ?」
「……っ…」

ブラジャーを取り払われ、キャミソールとブラウスだけを着た状態になる。取り去ったブラジャーは冬木様のバッグへ丁寧にしまわれた。

「さあ、怜香。行こう。」
404号室に鍵を掛け、エレベーターに向かう。
上階から降りてきたエレベーターには2人の男性が乗っており、私たちもそこへ乗り込み、1階へと下降する。

お願い、早く着いて。冷や汗をかきながら、心の中で懇願する。同乗の男性たちに、ブラウスの下の痴態を知られたらと思うと…。
ゆっくりと、エレベーターは1階に到着した。ロビーに降りると、そこには大勢の人がいた。

ブラウスと薄いキャミソールのすぐ下には、剥き出しの乳房がある。さらに、乳頭という最も敏感で恥ずかしい部分に、器具を取り付けられている、異常な状況。

私がこんな状態にあることは、外から見てもわからないはずだ。だけど、実はこの場にいる全員が、私のこの状況を知っているのではないか。ブラウス下の痴態を、人々に見透かされているのではないか。
そんな妄想に取りつかれはじめた私の脳は、もうとっくに、冬木様の支配下にあるのかもしれない。
無機質な表情をしたまま、冬木様は、全ての行動を事務的にこなす。
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