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淫欲の果てに。人妻・怜香32歳の記録
第1章 淫欲に導かれた少女の頃
その後、私はIT系企業に事務職として入社が決まり、忙しく働く毎日が続いた。
心配性な両親も、私が社会人になると、あれこれと干渉してくることはさすがにほとんどなくなっていた。
そんな中、そろそろ実家から出て自立しようと考えていた矢先に父の知り合いの大学教授のひとり息子を、お見合い相手として紹介された。それが、夫の真仁だった。
国立大学を出て国家公務員として働く真仁はとにかく大人しく、あまり自己主張をしない性格である。そんな彼が両親の目には「安定した収入があり、トラブルとは無縁の優秀な好青年」にうつったようだ。
彼のことを非常に気に入った両親に強くすすめられ、まんざらでもなかった私はそのまま交際するようになり、1年後に結婚した。
彼との結婚生活は、平凡で、経済的にもそれなりに裕福で、人並み以上に充実している。ただひとつ、セックスを除いては。
夫の真仁は、もともとセックスや性というものにほとんど興味を持たない人間だった。
結婚3年目まではそれなりに夫婦の夜の営みはあったものの、それからはほとんどできなくなってしまった。
これが、セックスレスというものか。女性誌などでよく見かける夫婦の問題に私も悩まされることになるとは。夫はもともと性に対する欲求が少ないタイプだった。仕事や人付き合いでは、相手の優先を第一に考える、心の優しい人間だ。
しかしことセックスとなると、夫は自分が達することしか頭にないようだった。というより、セックスそのものに興味がない。
かといって、彼が私を家族として愛していることは十分に伝わっている。
心配性な両親も、私が社会人になると、あれこれと干渉してくることはさすがにほとんどなくなっていた。
そんな中、そろそろ実家から出て自立しようと考えていた矢先に父の知り合いの大学教授のひとり息子を、お見合い相手として紹介された。それが、夫の真仁だった。
国立大学を出て国家公務員として働く真仁はとにかく大人しく、あまり自己主張をしない性格である。そんな彼が両親の目には「安定した収入があり、トラブルとは無縁の優秀な好青年」にうつったようだ。
彼のことを非常に気に入った両親に強くすすめられ、まんざらでもなかった私はそのまま交際するようになり、1年後に結婚した。
彼との結婚生活は、平凡で、経済的にもそれなりに裕福で、人並み以上に充実している。ただひとつ、セックスを除いては。
夫の真仁は、もともとセックスや性というものにほとんど興味を持たない人間だった。
結婚3年目まではそれなりに夫婦の夜の営みはあったものの、それからはほとんどできなくなってしまった。
これが、セックスレスというものか。女性誌などでよく見かける夫婦の問題に私も悩まされることになるとは。夫はもともと性に対する欲求が少ないタイプだった。仕事や人付き合いでは、相手の優先を第一に考える、心の優しい人間だ。
しかしことセックスとなると、夫は自分が達することしか頭にないようだった。というより、セックスそのものに興味がない。
かといって、彼が私を家族として愛していることは十分に伝わっている。