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淫欲の果てに。人妻・怜香32歳の記録
第11章 堕落への恐怖
エプロンを脱ぎ、部屋着のワンピースと自宅用のシンプルな下着も脱いで、クローゼットへ向かう。衣装ケースの奥の方には、中心が透けているパンティや、乳房が丸出しになるようなデザインのブラジャー、肌が透ける薄いベビードールなどのランジェリーが置いてある。
私は吸い寄せられるように、その中から深紅のランジェリーとキャミソールを身につけ、向かう。冬木様の元へ。
「怜香。また、美しくなったように見える。」
「や、そんな…こと、ないです。」
もう何度も顔を合わせ、肉体の奥深くまでさらけ出したつもりでいるのに。冬木様に会う日は未だに、好きな人へ告白する直前の生娘のような胸の高鳴りでいっぱいいっぱいになる。常に落ち着き払い、紳士然とした冬木様を目の前にしただけで、恥じらう。
私と冬木様の間には、性的関係をもった男女に特有の、リラックスした空気は一切ない。この昂ぶりが、静まる日など来るのだろうか。
冬木様と共に、高層マンションの上層階へと向かう。
エレベーターを28階で降り、部屋のインターホンを押す。こんなに高級そうなマンションの一室で、今日は一体何をするのだろう。
ドアを開けたのは、30代半ばくらいの礼儀正しい男性だった。家主なのかどうかは、よくわからない。
私は吸い寄せられるように、その中から深紅のランジェリーとキャミソールを身につけ、向かう。冬木様の元へ。
「怜香。また、美しくなったように見える。」
「や、そんな…こと、ないです。」
もう何度も顔を合わせ、肉体の奥深くまでさらけ出したつもりでいるのに。冬木様に会う日は未だに、好きな人へ告白する直前の生娘のような胸の高鳴りでいっぱいいっぱいになる。常に落ち着き払い、紳士然とした冬木様を目の前にしただけで、恥じらう。
私と冬木様の間には、性的関係をもった男女に特有の、リラックスした空気は一切ない。この昂ぶりが、静まる日など来るのだろうか。
冬木様と共に、高層マンションの上層階へと向かう。
エレベーターを28階で降り、部屋のインターホンを押す。こんなに高級そうなマンションの一室で、今日は一体何をするのだろう。
ドアを開けたのは、30代半ばくらいの礼儀正しい男性だった。家主なのかどうかは、よくわからない。