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淫欲の果てに。人妻・怜香32歳の記録
第11章 堕落への恐怖
「怜香は、どうもここが好きなようだったな。」
冬木様の言葉により、男性の1人が私の背後へ周り、剥き出しの2つの乳房に触れる。
動きを封じられた上半身の乳房を、優しく、だが絡みつくようないやらしさを含んだ手つきで、刺激される。

「うう…あぁ…いやぁ…」

今、恐らく、淫液に塗れながら硬く立ち上がったままのクリトリスが、あられもない姿で曝されている。茂みは除去されたため、恥部の露出を遮るものは、もう何もない。

ゆっくりと、強弱をつけながら、乳房の先端を刺激される。雌の性器に広がる熱が、子宮と脳に渡り、頭がおかしくなる。視界が、思考が、蕩けていく。

「ぅあ…あああぁ…」
嫌がる悲鳴の中に混じる淫欲の吐息が、異様な一室に響き渡る。

「何か、滴り落ちてきている。怜香、どうした。」

冬木様がしゃがみ、私の恥部を覗き込む。無毛となった性器の中心で、勃起がおさまらないクリトリスと、滲み出し続ける恥辱の液体。

「恥ず、かしい…見ないで、下さい、冬木様…やめて…」

私の中に未だ存在する、恥じらいの感情。この恥辱の行為と、女の恥じらいといった純潔さは、大きく乖離している。それにも関わらず、恥じらう感情は私の中から消えずにずっと残り続け、自分で自分を苦しめる結果になっている。

冬木様は、決してその手で触れてはくれない。感情のわからない目で、雌の反応を、ただ眺めるだけだ。
冬木様が今、何を考え、何を思っているのかまったくわからない。わからないことが増えるほど、私の脳は新たな快楽を得る。未知の世界の誘惑に焦がれるように、熱を上げる。
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