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ヒミツクラブ
第16章 クラブの男達【エロほぼ無し】
拓哉「…誠さん…もうダメだって…それだけ懇切丁寧に説明してやってこれ…もう手の施しようが無い…どうせ静の親父も呼んでるんでしょう?」

誠「ああ…あっちも大打撃受けたからな…お前ももう少し手加減してやれよ…まぁ静をどうするかは…その2人に決めさせるか?」

拓哉「ダメ!それなら全部失ってもらう…それなら…ギリギリ妥協していい!」

誠「ならどうすんだよ?」

拓哉「まず婚約は破棄!静はこっちで預かる!教員も退職!司って野郎は話をしてから決める…親父の方は責任を取って会社を息子に任せて引退!息子のサポートはこっちから出すから役員だけ総入れ替え!それと動いたゴミは消滅!それが嫌ならさっき言った事をやるだけ…今度は止めさせないよ?纏めて潰す!!」

誠「……好きにしろよ…俺は瞳が心配で待機してただけ…まぁ横槍は入れたが…どうやら来たみたいだな…」

誠がそう言うとドアがノックされて司が入ってきてメンバーに驚き俯いて泣いて居る静の元に…

誠「悪いけど瞳はここまで…心配しないで…ちゃんと治るから…それよりまもなく着く静の親父を別室で待たせて置いてくれる…」

拓哉「瞳…お人好しはもうコレキリで頼むよ…」

瞳「ホント…申し訳ありませんでした!以後は控えます!それじゃ…」

拓哉は司を見て…

拓哉「静の隣にどうぞ…」

司「ええ…それじゃお言葉に甘えて…」

拓哉「あんたのくだらない独占欲でそうなったって分かってるよな?女1人の為に社員を捨てる気だったのか?あの程度なら日本経済にたいして影響はない…潰れても文句はないよな?ああ!その会社より大事な静はどうぞお好きにして構いませんから…静の親父には引退してもらうので娘に惚れまくってる男性なら問題ないとこちらから進言しますよ?今回の件であちらにも手を伸ばしたから…静を連れて行って下さい…大事にしてやって下さいね?見てますよ?」

司「……」

静「あっ……」

静が言葉を発する前に…

拓哉「黙れ!!今俺はコイツと話してる!礼儀を弁えろ!!口出しは一切無用!返事は?」

静「…は、い」

司「言い訳のしようもないとは思いますが…静を連れて行く前に1つ宜しいですか?」

拓哉「……どうぞ。」

司「ウチの社員達にはなんの落ち度も無い…せめて社員だけでも助けて貰えませんか?」

拓哉「……そんな事をしてやるギリは俺には無い…」
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