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ヒミツクラブ
第22章 クラブリーダー
2人揃ってその子達から離れて学校の外にある車に乗って…

拓哉「クスクス…名演技…お見事!」

翔「…いえ…でもこんなので良かったんですか?」

拓哉「クスクス…多分な…」

翔「そうですか…」

拓哉「約束も即座に叶えてやるよ?ただもう少しあのアホどもを引き寄せる役に立って貰うけど?」

翔「ああ…そんなのは全然…ファン相手するのと大差ないし…前の学校…もう通えなくなって…」

拓哉「…大丈夫!ちゃんとルールを守る生徒たちだ…中には俳優とか歌とかをしてる奴もいる…お前ほどじゃないが…それに今年もう1人編入を進めた奴がいるし多分分散されて学校生活に支障は出ないはずだ。」

翔「…ありがとうございます…」

拓哉「しかしお前…親をどうにかしねぇとな?俺に任せてくれるか?」

翔「……お願いします…でも酷い事は…」

拓哉「大丈夫だ!ちゃんと目が覚めるようにするだけだ…ここを卒業するまではお前には迷惑は掛からないよう手配した…」

翔「…はい!」

拓哉「それとお前が手続きしてる間に借金は全て返済済みになっている…親ももう何処からも借りれない…家の差し押さえも解消してあの家はお前の名義に変更してある…学業を卒業した後のお前の住まいも用意してある…鍵はこれだ…あと荷物はマネージャーが全て寮とそこに運んでくれる手続きをしてる…返済も含めて確認してく…」

翔が携帯で連絡して何度も頷き少し震えている…電話を切ってこちらを見て…

翔「ホントにありがとうございます!スポンサーまで…」

拓哉「せっかく才能があるんだ!お前も好きなんだろう?それを潰すような事はしたくない…学校生活や他の事でどうしても困ったら連絡して来い…ただし…自分の失敗でそうなっても助けてはやらない!外部からの問題だけ対応してやろう!」

翔「はい…ありがとうございます!」

拓哉「それと親は更生したらちゃんと連絡が来るよう事務所に連絡してあるからその時は安心して会えば良い。」

翔「はい…あのなんでこんなに?さっきの子達を誰かから俺に向けたいみたいでしたけど…あっ!詮索は…」

拓哉「クスクス…まぁいい…そうする為にあそこで話をしたんだよ…ってお前も女と付き合って見たいんだろ?」
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