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第23章 【卒業】

その隣にある部屋に大きなソファーセットが置いてあり拓哉に言われて座る…横の1人掛けのソファーに座って…


拓哉「ここは完全防音になっている…飯の前に少し話がある…」

達也「はい…」

拓哉「現在クラブ内での恋愛は一切認めていない…それは知っているな？」

達也「…はい」

拓哉「が…今回だけ例外がいた…」

達也「えっ？」

拓哉「クスクス…お前だろう？真希に惚れてるだろう？真希もな…まさか知らないとでも？それを承知しているのクラブじゃあ俺と徹…上層部の一部だけだ…」

達也はバレて当然の行動を密室とは言えしている自覚があった…でも例外？意味がわからない…

拓哉「クスクス…ちゃんと話をしてやる！お前と徹のどちらかをリーダーに選ぶ時…お前は彼女に近い存在が必要だと入った時から分かって居た。もしお前がクラブ内で惚れた相手を見つけたならそれを黙認するつもりで居た…表向きは厳禁ということを示していた…が普段の生活や行動にお前はその感情を見事に殺していた…唯一北海道の時と真希を相手にする時…あとは俺が手配した時だけ…それが出来るからお前がリーダーになっている…徹に聞いたら自分は嫌だとハッキリ言いやがったからな…もしクラブ内じゃなく学校にそう言う奴が出来たら類同様クラブで総力を上げて安全で害が及ばないよう警戒させるつもりだった…類も同様…今現在もクラブで出来る最大級の警戒とそれを邪魔する奴は排除している…」

拓哉「お前が無事卒業して一年は密会みたいな形にはなるがちゃんと付き合って大丈夫だ…しかし今は真希にそれを言う事を禁止する！卒業して俺の大学に来るならそれで良いがその一年は自分の持てる全てで警戒と細心の注意の元真希に会って場所は限定されるが勿論デートもしていい…大学2年になる年の春からはもう誰に見られても構わない…普通に恋愛していい…ただお互い卒業して大学に行くだろう…特に真希は新しいプログラムの元勉強がある…当然お前も…それを一方が疎かにして恋愛に溺れたりすれば即どちらかは行方不明になって一生会う事はない…今している事がその時の為の一つの訓練をずっとしていた…そして俺が居る間は見事と言う他にない！が…もう俺は居なくなる…クラブ内では徹が見て居る…外は当然クラブ上層部が…今これをお前に話ているのは半分賭けに近い…どうなるかはお前次第になる」