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第23章 【卒業】

社長が秘書に目を向けた…スツ社長の横に立って…

秘書「現在も保有して今は貨物船になってます…」

拓哉「そう…原油とかを積載出来る？」

秘書「はい…」

拓哉「何隻あってどれくらい積める？それと中東方面に強い人間は？」

秘書がすらすらと答えて行く…

拓哉「なら今日のお礼に仲介してあげるからそれ使って海外で原油で生産している処に流せばコストが大幅に削減出来る。そっち方面の許可や諸々は大丈夫？」

秘書「いくつか確認しないと明言は出来ませんが…問題ないと認識してます。」

拓哉「分った…それじゃ明日連絡する…さっき言った面接の見直しと受付…どうにかしな…あと品質の良い会社でブランド力に欠けるところが幾つかある…そっちと五分の提携で販売の方を無駄にある営業にやらせてみたら？検討して話しを聞くなら紹介はするけど…必ず五分で契約して…向こうも社会だからね？」

社長「ありがとうございます…すぐに…」

拓哉「仁…もう帰る…社長…忙しい処申し訳ありませんでした。それじゃ失礼します」

仁「今日は色々教えて頂きありがとうございました…」

挨拶をして会社を出て次に向かうその後も行く場所は全てみんな知っている会社ばかりだった…夜になって…

拓哉「次が最後だ…」

そう言って向かったのは父親の会社だった…

仁「えっ？」

拓哉「お前の親父さんにアポを取ってある…間違えても親子の会話はするなよ…挨拶以外は沈黙してろ…俺は知らないフリで行く…クスクス…楽しみだな…」

拓哉は今までの会社より断然に見劣りする父親の会社にさっさと入って行き受けに社長と約束してると名前を告げる…どこの会社も余り変わらない対応だった…がここはもっと酷い…拓哉の言う通りだった…そして同じように連絡して焦って対応する。

フロアに着いて秘書が自分を見て少し驚いたがすぐ社長室に案内した…

親父が挨拶をしようとして隣にいる自分に驚いて…

親父「えっ？仁？なんでこんな処に？」

拓哉「ああ…社長の息子さんでしたか？」

社長「あっ！申し訳ありません…ええ…息子です…」

拓哉「まぁ…それは良いです…取り敢えずお話を…」

親父「ええ…どうぞ…こちらに…」

拓哉の横に着いて一緒に座る…

拓哉「少し時間を頂きたいのですが宜しいですか？2、3分で終わります。」

親父「ええ…構いません…」