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ヒミツクラブ
第23章 【卒業】
拓哉「時間があるなら海外の会社も見せてやりたいが…今…お前に残してやれる…のは今日明日会う人間…あとは自分で何とかしろ…俺はこの後親父さんと仕事の話する…それを聞いてろ会社のトップの判断と秘書がどの程度なのか…分かる…因みに…お前は今自分で調べてこの会社に何か欲しい?」

仁「原油!!中東から近い安全性の比較的高い場所に小規模の生成工場…が欲しい…」

拓哉は社長に顔を向けて…

拓哉「凄く優秀なご子息ですね…アポの時にも提案はしましたが…どうされます?息子さんは全く違う考えのようですが?」

社長「………それをする為には相当額の資金が必要になります…提携して安く手に入るなら…現状ではこちらを取るしかありません…」

拓哉「……仁…それに幾ら必要だと思う?」

仁「……50億…いえ30億…」

拓哉「よし!社長…申し訳ありませんが私はご子息の提案に乗ります…50億…息子さんに無期限…無利子で融資しましょう…息子さんが大学を出てこちらに就職したら即…息子さんと契約を結びたいと思います…その間の繋ぎを期限付きで仲介しましょう…それでも構いませんか?」

社長「えっ…いや…しかし…」

拓哉「………俺が保証すると言ってる!嫌なら受け無くて結構!仁に新規の会社を立ち上げさせるだけだ!」

拓哉からフッと熱が発生して少しびっくりした仁は拓哉を見て…

仁「?拓哉さん?」

拓哉の顔がフッと緩みこちらを見た…

拓哉「やっぱり…ここにお前を就職させるのは宝の持ち腐れだ…仁…この話をして飛びつかないトップはバカしかいない…そんなところにお前を渡すくらいなら他の日本…もしくは世界で貢献した方がいい…お前はまだ親の庇護の下に居る義務がある…高校を卒業して大学に入学する資金は自分で稼いだはず…親の会社から一旦離れて自身で周りを見てからそれでもこの会社を助けてやりたいと思うなら連絡して来い…さっき言った内容の契約をお前と結んでやろう…さっき花沢の社長とタンカーの話しをしていただろう?あれはお前の会社と提携させてやろうと俺が画策した。花沢は即飛びついた。何故か?絶対に儲かるからだ…そしてこの会社はそれよりも莫大な利益を生む仕事を今フイにした…花沢との折半でいいそうだ…が…俺はバカ相手に仕事はしないと決めている…」
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