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ヒミツクラブ
第23章 【卒業】
拓哉「…クスクス…そんな顔をするな…お前も契約破棄するだろう?クスクス」
仁は拓哉から父親に顔を向け…
仁「何故…花沢と契約したいの?」
父親「それは…あの一流企業がウチと五分の契約なんて絶対無い…この契約から他の仕事も広げて行ける。ウチは一つの物だけで勝負は出来ない…大手の力があれば格段に良くなる…」
仁「……」
拓哉「あはははは…社長…プププっ!息子に呆れられてますよ?あはは…ほら…仁!もうここに用は無いだろう?行くぞ!」
仁「はい…親父…俺はここに就職しない…跡も継がない…ごめんね?後…もう学費も自分で賄うから…育ててくれてありがとうございました。社会に出て給料が出たら…恩返しはちゃんとします…それを許して欲しい!」
拓哉が席を立って仁はそれについて行く…
父親「ちょっ!!待って!仁!待て…」
拓哉が止まって振り返って…
拓哉「何か?」
親父「け、契約は…」
拓哉「あるわけないでしょう?他に回しますよ…仁が熱心にこの会社の役に立つって毎日必死になって色々吸収してた…親を追い抜いている事を教えてやりたいだけだったんで…さっき言ったでしょう?宝の持ち腐れだと…貴方は自ら手元にあったダイヤの原石を手放した…仁の話しを聞いて飛びつかない貴方は経営者として失格ですよ…そんな相手を仲介するとでも?」
秘書「仁さん…どうされるんです?」
仁「うん…ここには就職しないよ…他のところを見てみる…親父を宜しく…俺は貴方を尊敬してますので…でもそれ以上に拓哉さんを尊敬してるんです…その人がこれだけ僕を買ってくれる…だからね…少しワガママをしようと思う!もしホントに危なかったら連絡してくれる?」
秘書「ええ…勿論…」
仁は胸のポッケに入っていた名刺を出して秘書に渡す…
仁「これは今日拓哉さんが顔繋ぎしてくれた会社…なんだ…勝手に作って申し訳ないとは思うけどこれをその名刺の人達に渡してる…もし貴方が必要だと思ったら…ダメ元でも連絡して…その方達にアポは一度は取れるようになっているんだ…」
拓哉が止まって親父の悪あがきに付き合っている間に秘書にそう言って全て渡した。
名刺を見た秘書が驚きに顔を歪める。
仁「絶対に親父には言わないで…全てをフイにする…後8年何とか…お願いします!」
仁は拓哉から父親に顔を向け…
仁「何故…花沢と契約したいの?」
父親「それは…あの一流企業がウチと五分の契約なんて絶対無い…この契約から他の仕事も広げて行ける。ウチは一つの物だけで勝負は出来ない…大手の力があれば格段に良くなる…」
仁「……」
拓哉「あはははは…社長…プププっ!息子に呆れられてますよ?あはは…ほら…仁!もうここに用は無いだろう?行くぞ!」
仁「はい…親父…俺はここに就職しない…跡も継がない…ごめんね?後…もう学費も自分で賄うから…育ててくれてありがとうございました。社会に出て給料が出たら…恩返しはちゃんとします…それを許して欲しい!」
拓哉が席を立って仁はそれについて行く…
父親「ちょっ!!待って!仁!待て…」
拓哉が止まって振り返って…
拓哉「何か?」
親父「け、契約は…」
拓哉「あるわけないでしょう?他に回しますよ…仁が熱心にこの会社の役に立つって毎日必死になって色々吸収してた…親を追い抜いている事を教えてやりたいだけだったんで…さっき言ったでしょう?宝の持ち腐れだと…貴方は自ら手元にあったダイヤの原石を手放した…仁の話しを聞いて飛びつかない貴方は経営者として失格ですよ…そんな相手を仲介するとでも?」
秘書「仁さん…どうされるんです?」
仁「うん…ここには就職しないよ…他のところを見てみる…親父を宜しく…俺は貴方を尊敬してますので…でもそれ以上に拓哉さんを尊敬してるんです…その人がこれだけ僕を買ってくれる…だからね…少しワガママをしようと思う!もしホントに危なかったら連絡してくれる?」
秘書「ええ…勿論…」
仁は胸のポッケに入っていた名刺を出して秘書に渡す…
仁「これは今日拓哉さんが顔繋ぎしてくれた会社…なんだ…勝手に作って申し訳ないとは思うけどこれをその名刺の人達に渡してる…もし貴方が必要だと思ったら…ダメ元でも連絡して…その方達にアポは一度は取れるようになっているんだ…」
拓哉が止まって親父の悪あがきに付き合っている間に秘書にそう言って全て渡した。
名刺を見た秘書が驚きに顔を歪める。
仁「絶対に親父には言わないで…全てをフイにする…後8年何とか…お願いします!」