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ヒミツクラブ
第23章 【卒業】
秘書はニッコリと笑い頷く…それを見計らうように拓哉がこちらに来て…

拓哉「何をこそこそやってんだ?お前の親父…何とかしろよ?」

仁「すいません…ワンマンって最悪ですね?」

拓哉「お前…酷いな…聞こえてるぞ?」

仁「だって手元に優秀な秘書がいるのに一度も…他の会社の社長は秘書をもっと有効に使ってた…」

拓哉「あれが満点じゃないからな?クスクス…満点の秘書はまだ見たことねぇよ…日本には居ねえんじゃねぇ?」

仁「そんな…拓哉さんにかかったらみんな満点は取れませんよ…」

拓哉「クスクス…じゃあ行くか…って晩飯だなぁ…何を食べたい?」

社長をほって部屋を出た拓哉がそう言って聞いてくれる…

仁「色々話が聞けて高くないところが…」

拓哉「……もう十分教えてやっただろう…おっ!イタリアンでピザとパスタでどうだ?」

仁は頷き会社を出て拓哉と楽しい食事をして寮に帰り翌日も色々連れて行ってもらいまた名刺が増えた…

後日談

数日して仁の元に両親それぞれから矢のように電話が授業中も関係なくなって居た…

最初は母親からで父親から詳細を聞いて心配しての電話だった。

あの場ではあの選択をして正解だったと思っているが少し親に高圧的だった事はよくわかっている…

だから母親にはちゃんと自分の意思を詳しく話て納得して貰った…

次に力のない声で父親から何度も拓哉さんとの仲介を頼まれた…仁は父親にもう父さんじゃ絶対契約してはくれない事…会社に居る優秀な人と話をさせてくれたらその人との仲介は出来るかも知れない事を伝える。

それと父親は仁自身の身の振り方は自由にしても全然構わないと言って経営の方向転換を図ると何故か会社の事まで教えてくれた。

そして秘書にお願いをして仁の意向を裏で指示して質問などをしてその人を確認した…仁の日常生活に多少の負担が出て達也に呼ばれた時に詳細を説明したら学校の方を上手く操作してくれて時間的余裕を作る事に成功した。

そして拓哉に数日後もう一度お願いしに行くと黙ってついて来てくれた…

社員との交渉に望み会社とは契約しないがその一部の部門と契約することになり…判断は社長役員に決定権は無く花沢だけにある事を条件に契約を期限付きで締結した…
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