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ヒミツクラブ
第23章 【卒業】
しかしその後契約通り五分の契約は守られ多少の躍進をして仁はニコニコとそれを経済誌で見ていた両社ウィンウィンの関係を維持した花沢は以降さらに躍進して経営状態を大きく上方修正することになった。

そして3月半ばには拓哉達三年の卒業式が無事終わり…

荷物が無くなった拓哉の部屋に5人が話をしていた…途中優也も参加して…

優也「クスクス…達也あとはやりたい放題だぞ?鬱陶しい兄貴居なくなって助かっただろう?」

達也「そんな…でもちゃんと教えてもらった事は忘れません!必ず卒業までやり遂げますよ?あっ!優也さんは確か関西の方に行くんですよね?いつ?」

優也「一度実家に戻って少し楽してから行くよ…」

達也「そうですか…また会える日を楽しみにしてます…志保を幸せにしてあげてください…」

優也「クスクス…生意気!お前に心配されるほど落ちてねぇよ!!」

クスクス笑い拳を合わせた…

拓哉「…お前らもう帰れ!クラブの仕事あるだろうが!」

類、仁「イヤです!」

2人に未だ質問責め状態で困っているのを達也達はクスクス笑い…

徹「クラブの方はその2人が頑張って少し余裕があるので大丈夫ですよ!そう言えば摩耶達は瞳先生たちとどっか行った見たいですね?」

拓哉「らしい…何を考えてるのか…瞳も…」

達也「拓哉さんは何処に住むんですか?」

拓哉「大学の近くにあるマンション…もう荷物も入っているからな…実家は優也が居るし俺はそっちに今日から行く。」

優也「えっ?兄貴…母さんが卒業祝いするって…」

拓哉「…面倒くさい…お前いれば良いだろう?」

優也「んな訳あるか!!ダメだからな!!ちゃんと帰れ!!」

拓哉「うるさい!親父にはちゃんと言ってある!」

優也「…そう…じゃあ…」

優也は部屋を出てすぐ屈強な男三人を連れて戻って来た…

優也「はい!確保!!」

三人の男に拘束されて連れて行かれた…それを4人は見ていて拓哉が拉致され居なくなって爆笑した…

優也「全く!世話の焼ける兄貴だな!」

徹「…何処であんなの用意してたんです?」

優也「どうせ…こうなるかも知れないと思って上層部の方にお願いして用意して貰ってたんだよ…」

類「何処に…」

優也「ああ…近くに止めてある車に拘束するようお願いしてある…逃げられないよう監視付きで…逃げる手段は全て塞いだから…」
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