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ヒミツクラブ
第24章 その後…
今回は色々悪い条件が揃っただけ…クラブの…と言うより学園の不手際だ!上層部からそうとう締め上げを喰らってる…お前には何も落ち度も無い…上層部から言付けを預かっている…」

拓哉「今回学園側の不手際により君には相当辛い思いをさせてしまい誠に申し訳なく…願わくは今後も以前と同等の力を持ってクラブ活動での向上をお願いしたい…上層部一同…」

拓哉「だそうだ…仁…行けるか?嘘偽りはいらない…」

仁「勿論です!先輩達の期待に応えられるよう頑張ります!」

拓哉は仁の目をじっと見て…

拓哉「……仁…社会に出ればこれ以上に許せない事もあるかもしれない…いや…お前が立とうとする場所はもっと酷いこともある…今回はそれに遭遇した時の為に自身の中でキチンと対応しておけ…おざなりに目を反らすと後々大きな傷を負う…いいか?ゆっくり心の中にある物を見つめて…それが何かどうすれば良いか…良く考えて答えが出ないなら達也達に正直に思うままを話して聞いて貰え…そして仁…お前もホントに好きな子を探せ…あからさまな行動を抑制する自信があるなら…クラブメンバーでも構わない…勿論外部の子でも…クラブだけに集中するのはいいが他にも目を向けて良く周りを見て見ろ…案外近くに心の拠り所になる子がいるかもしれない…」

仁「はい…」

拓哉「…どうしても困ったら…達也達に言いにくいなら…俺でもいい…誠さんでも…自身を追い詰める前に必ず連絡して来い!俺はお前よりエグいことを今のお前より少し前に体験してクラブに救われた人間だ…クラブに入って無ければ五割の確率で犯罪者になっていてもおかしくない…」

拓哉「その俺が保証する…お前はキッチリ片を付けてクラブに経済に貢献できる人間だ!父親を救えるほどにはな!」

そう言って拓哉は仁を学園まで送って…

拓哉「このまま真っ直ぐクラブに行け…達也達が心配で矢の催促が俺と誠さんに来てる…あと類がお前が居なくなってオロオロしてるらしいからな…達也達が沈黙した事で余計に心配になったんだろう!達也達と話が終わったら類にもちゃんと連絡してやれよ!」

仁は涙目で頷き挨拶をして脱兎の如く走って寮からクラブに…ドアを開けて通路を走って行くとモニタールームの前で達也と徹がウロウロして仁を見つけて!

達也「はぁ…良かった!」

徹「……だ、大丈夫…だな…」

仁「えっ?あの…」
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