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ヒミツクラブ
第4章 後輩指導【女】
訳のわからないまま部屋の達也に声をかけて返事をしながら涼子に声をかけて部屋を出て行った…涼子の前に座ろうとしたがやめて涼子の隣に座ることにした…何故か涼子に緊張が半端無くあったから…

「達也が名前で呼んでたって事はここに入ってくれたんだ?」

「あっ!う、うん」

「そっか!ありがとう!ここ滅茶苦茶勉強になるし…皆優しいよ!女の子には少し酷な事要求してるけど…でもさ!ここの女性なら俺は速攻で惚れる気がするよ…まぁ恋愛出来ないけどね?涼子も滅茶苦茶可愛いし…ここに居たらもっと良くなるよ?」

素直な言葉を告げたが最後の方の言葉に真っ赤になった涼子…???

「あっ!ごめん!涼子なんか緊張し過ぎだから…大丈夫だから!」

横抱きに涼子を胸に沈めて頭を撫でた…

「あっ…あのね…わ、私…徹?が…す、好きなんだ…」

「!!!えっ!」

胸に沈んだまま目をギュウと瞑り小さい震える声でそう告げた…

びっくりして撫でていた手を止めて目を見開いた!そして拓哉と達也の行動の意味を瞬時に理解した…

「ま、マジで?」

震えたまま数回頷く…素直に…

「うあ!滅茶苦茶嬉しい!ありがとう!」

腕の間に手を通して顔を肩に乗せる形で抱き締め直して…

「でも…ここだけでしか…」

「……うん!」

「それでもいい?大事にするからさ?」

「うう!ヒック…ヒック!」

「えっ!わ〜!泣くなよ!俺…拓哉さんに殺されるから!」

慌てて身体を離して指で拭いて行く…泣き笑いみたいになって…拭いてもう一度抱き締めて…

「えっと!ごめん!ちょっと恥ずかしいから…OKかな?」

「ヒック…うん!徹ありがとう!」

「よ、良かった!拓哉さんがこの洋館月曜の朝まで自由に使えって言ってくれたから…」

驚き顔を向ける徹は笑って頷くと唇に触れるだけのキス…

鼻や頬をくっつけてはキスを繰り返した…唇が開き力が抜けるとその唇に吸い付きさっきとは違うキスをし口内に舌を這わせて唇を啄ばみ角度を変え数回繰り返した…

そのキスが凄く気持ち良く自然と腕を回して応えていた…不意に身体がふわりと抱き上げられて…
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