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第4章 後輩指導【女】

怒りを含んだ顔で…

「はぁ？何を勝手に…」

言葉を遮り…

「最後まで聞いて下さい！彼女の美香さんも同様に解除してあります…で…誠さんと美香さんの住まいですけど…少し前に新築されたマンションを2部屋抑えました…そちらに引っ越しして下さい！これ！上層部からの指示何で…」

「……上から？何で？」

「ええ！本来俺がここのリーダーになった地点で誠さん終わりだったんですよね？」

「ああ！去年で終わるはずだったが…」

「忙しい卒業間近まで尽くした報酬だそうですよ？瞳の件と諸々の評価に対する…で…ここのリーダーとしての評価は本来務めるはずだった期間だけで大学で次をと…引っ越しする時は家具類…いらないので…そのつもりでお願いします！」

「何で？暮らしに必要な物…まさか…」

拓哉は笑って…

「俺がプレゼントします！明日美香さん連れて見に行って下さい…デートでしよ？美香さんにはご両親から説明があると思うので…誠さんの事は伏せてあります…えっと…確かここに…」

拓哉はモニターの下の引き出しから書類を誠に渡した。

「前に瞳にしたのと同様な手続きを踏んであります！2人のマンションに掛かる必要は光熱費のみ！ただし2部屋共誠さん名義になってますので卒業後は普通に掛かる費用が必要になるので後は好きにして下さい…聞いた所によると投資用マンションでもかなりいい稼ぎになるそうですから…」

「……これ…ホントに上層部からか？」

疑いの目を向けて拓哉を睨む…モニターとPCを起動して

「直接聞いた下さいよ！疑われるのは不本意ですから…」

数名から拓哉の説明した通りだと…卒業まで在籍して補佐するように言われた…

「納得して貰えました？」

「……家具はいらないぞ？」

「もう手遅れですよ？2人の好みに合わせて設置済みです！後は衣類があれば即生活出来る状態ですよ！あっ！ご両親も了承済みですから将来欲しい人材育成の為の支援って事で話は通ってご両親は既に部屋見てますよ？今更どうにも出来ませんよ？以前預かった資金そのままお返ししますが…6年間毎月生活に困らないお金口座に振り込みされますので…」

「！！！は？そんなもんいるか！！」

「……いるかって…誠さん名義で申告済みのお金何で…そんなの無理でしょ？」

「？？？」