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ヒミツクラブ
第4章 後輩指導【女】
一息付いて達也は紅茶に手を伸ばして口に運びカップを置いて続けて…

「女子にこんなの言うのあれだけどさ…ここに今連れて来られたのは滅茶苦茶ラッキーだよ!俺たち男2人はどっちかがここのリーダーになる予定なんだけど…今のリーダーの間だけって感じの物が幾つか有るんだけど…それ全部女性の為に組まれてる…男性陣には容赦無く厳しい事を言われるし…先週初めて拓哉さんに褒められたくらいだから三ヶ月かかってやっと一つ…女性陣が何か言われるの見た事無い…ここにいるメンバー皆学業と私生活が優秀な人しか来れないし…真希はその全てを満たした女の子って事!」

「……」

本当にラッキーだと思った…普通に告白しても100%玉砕することが達也の言葉にあってしかもここに居れば半日?くらいは独り占めできる…他の今日あった人は皆当初考えていた人達とは遠くかけ離れている…こんなに丁寧に説明をしてくれびっくりする…今ちゃんと言わないと後悔すると思った…

「あのね…その…私…達也が中学の時から…その好きなの!」

ホッとした…モチロン嬉しいが本人の口からその言葉を聞くまでは半信半疑だった…ここに来る女性に告白される…すぐに付き合いたい…がそれは無理だ…なら…達也をちゃんと見てそう言う真希に微笑んで…

「ん!ありがとう!滅茶苦茶嬉しい!」

さっと抱き締めて耳元で…

「普通に学校じゃあ付き合えないけど…ここで会う時は俺の恋人って事でいい?」

夢かと思ったが何度も頷く!

「それと…さ…真希…その…俺とでホントにいいのか?」

「う、うん…ヒック…ヒック…た、達也じゃなきゃやだ!」

「ちょっ!な、泣くなよ!俺…拓哉さんにころされっから…」

「だって…ヒック…う、嬉しい…んだもん!ヒック!」

少し離れて涙を指で拭い…

「?あれ?真希少し化粧してる?」

「さ、さっき拓哉さんが案内してくれた時に…ここ来た時泣いてたから…」

「げっ!拓哉さんがしてくれたの?泣いてた?」

「うん…物凄く優しくてびっくりした…あっ!その…達也に告白するって決めた矢先にここに呼ばれて志保先輩に怒鳴って…そしたらここでちゃんと話しなさいって…そしたら…」

げっ!だ、だから志保の逆鱗に触れたんだ…お互いに相手が好きな人をここに呼んだから…そんなの分かんないんだけど…拓哉さんどうなったかな…
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