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第5章 新任副顧問 花沢静

「それと月曜までここには二人しかいないから誰かに会う事は無いから安心して…」

年下の達也の話をちゃんと聞いて暴言や逃亡することもしない…

「ホントは拓哉さん…このシステムに納得して無いんだ…あの人は静と他の女性メンバーがここを出てちゃんと幸せになって欲しいって耳にタコが出来るほど聞かされた…あの人がここにいる事で出来る女性の為のケアがいっぱい増えたって静を連れて来た前のリーダーの誠さんが言ってた…正直に言うとホントは拓哉さんでも良かったはずなんだ…それをわざわざ自分達とって言ってたでしょ？俺には理由が説明出来ないけど…多分…静の為に嫌な話をしたと思う…前に顧問がいたんだけどさ…瞳…知ってるでしょ？」

「！！！？瞳先生？だ、だって…凄く素敵な彼氏…いるって…噂が…」

「うん…一応許可貰ってるから話すると…あれ拓哉さんが優香と瞳の為に画策して優香はここに残ることを選んだらしい…ホントは優香の為にって話だったんだ…引き合わせた一人が瞳にゾッコンだったらしい…拓哉さん…大喜びして瞳をここの顧問から外したって…他にも色々動いたみたいだけど…俺が知ってるのはここまで…静凄く美人だしここの関係者の家族みたいだけど…俺も徹も拓哉さん達も一緒にいる時は恋人として扱うことになってる…年下…しかも生徒とそんなの無理って思うかもしれない…けど…静が思っているような場所じゃないからさ…ここの規則は女性の方が緩いんだ…ここの事を口外しない事とクラブ内の恋愛禁止これは男女同じだけど…それとさっきの薬を毎日飲んで男性メンバーと…」

「……お、男の人…な、何人いるの？」

「静が相手にするのは多分最高で六人…今居るのは五人だけど誠さんは外れてるから四人…あと一人拓哉さんの弟がいるだけ…それと次に俺達が選ぶリーダー…必要ならその補佐する生徒の六人…」

「……」

「静は当分俺と徹…期間は…ゴメン！拓哉さんが判断すると思う…俺と徹はそれぞれ一人づつ同級生から選んで優香の後釜に…静を拓哉さんと誠さんからどうかって話があったのを受けた！」

「後釜？」

「うん…優香は拓哉さんが選んだ人だから卒業と同時に居なくなるって…優香は拓哉さんに惚れてるみたいだけど…事情はよく知らない…」