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第7章 達也、徹【成長】真希、涼子、静【開発】

拓哉をハッと見て…

「ほ、ほんと？司さんが？……」

「間違いないよ！親父さんからも話があるはずだよ…但しがあるけど…どう？」

目に覚悟と不安が見え隠れするのをジッと見ていた…

「正直に言うと静のセックスは未熟だよ？アソコが特別いい訳でもないし…調べた限りではそれなりの女性遍歴があったから今のままじゃあ向こうの目当ては静じゃなく親父さんの力が欲しいから静と付き合って結婚するって感じだね…お嬢様を姫扱いはしてくれるけど…すぐ他の女に取られて幸せな交際、結婚とは行かないと思うよ？ここの調査機関とその分析は世界有数の規模と力と実績に基づいて出した結論がそうなってる…俺としてはここに足を踏み入れたからには絶対に死ぬまで幸せで居て欲しい！ここで静のくだらないお嬢様気質とセックスを魅力的な物に変身させてその想い人を虜にしてバックホーンが欲しい！ではなく静と幸せな結婚生活が一番いいと夢中になってくれる方が良いと思うけど？」

年下の学生にズバズバと嫌な事を平気で言う拓哉を睨んでる目がそんな事わからないと…目が言っていた…

「はあ！そんな事わからないって顔だね…仕方ない…ちょっと付いて来て…」

部屋を出て地下のモニタールームに静を招き入れて不鮮明な映像だが音声ははっきりと聞こえていた…

それが司である事と見たくはないがどうやら女性とベッドの中で…そこを拓哉は早送りしてピロートークを再生した…

自分の事なのが分かる内容で先ほど拓哉が言っていた事が事実である事の証明する発言をしてまた女性の声が妖しくなって拓哉はテープを止め別の女性とのトークも同じ様な内容だった…

「ね？少し静には酷な内容だけど…この人は今2人ほどセックスフレンドがいる…2人が余程気に入ってるのかここ数年ずっと身体だけの関係で正式に付き合っていたのは大学時代まで…聞いての通り今のままの静と付き合ってもこの2人には絶対勝てない！例え静がこの事を本人に突きつけてもその場は別れてくれる…でも…分かるよね？」

もう一度元の部屋に入って暖かい紅茶を静に入れた…

「あんまり教えたくは無い情報だったんだけど…今の静じゃあ誰が言っても聞かないだろうし…親父さんもこの事を知ってるから渋い顔なんだろうけど…確かに仕事とルックスは超がつくくらい優秀で静の思う所の王子さまなんだろうけど…」