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ヒミツクラブ
第7章 達也、徹【成長】真希、涼子、静【開発】
静は俯いて涙声で…

「じ、じゃあ…こ、ここで頑張れば…結果が変わるの?」

「モチロン静次第だけどちゃんと頑張るならここのサポートが入る!って事はあの男は浮気なんかしたら…終わるね…その前にこちらの意向が優先するからまずあの2人の女性は居なくなる!二度と会えない様にして…後は静次第だから…今の状態でそれをしても他の女を適当に見つけてそっちに…イタチごっこは確実!だから今の所何もしてない…静が何もしてないのと同じで…さっきも言ったけどね?ここは最初に女性に大きなデメリットを負ってる…それを補って余りあるものを提供する事が可能なんだ…相手は静とのセックスに溺れてたらわざわざ危険を犯してまで他の女に行こうとは思わない…向こうもこの話があった時点である程度の牽制も受けたはずだから…でないと静との交際、結婚を約するはずがないって事を考えてもここで頑張るメリットは大きいのに不貞腐れて親父さんに噛み付くのにいざここでセックスをすれば覚えた快楽に溺れて逃げて終わると何処かに不満を撒き散らす…そんな女誰も相手にしないしここの顧問としても要らない!当然そうなれば学園は解雇、交際の話もオジャン!だね?」

静は俯いて涙を零して聞いていた…

「静…泣いても誰も助けてはくれないよ?自分の事でしよ?今選んで?交際結婚を辞めてここを出るか…ここで自分を変えて相手を見返すか?」

「ヒック…ヒック…うう…」

コンコン…

「……どうぞ!」

そこには瞳が扉を開け入って来た…拓哉はソファーから立ち上がって瞳を抱きしめて…

「ごめん!結局ここにまた呼んで!瞳また綺麗になった!」

「ふふ!拓哉!」

泣き顔を上げ瞳と拓哉の抱擁に涙を止めて呆然とそれを見ていた静に…拓哉の頬にキスをして離れ…

「静…なんで泣いてるの?拓哉に虐められた?」

「失礼なそんな事しないし…」

「ヒック…ひ、瞳先輩…な、なんで?」

「拓哉から連絡を貰ってね…来たら貴方が泣いてるし…で?拓哉はなんでわざわざここを追い出した私を呼んだの?」

「チェ!追い出したは酷いと思うな…あの時ベストな選択をしたはず…上からもお見事と褒めて貰ったぜ?そんな事言ってると晶さんにチクるぞ!」

「まあそうね…私は貴方が卒業するまでここに居たかった…でも今は良かったと思うわ!」

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