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ヒミツクラブ
第7章 達也、徹【成長】真希、涼子、静【開発】
手短に説明を済ませた…

「拓哉…貴方…また余計な事して…わざわざ厄介を背負い込む必要ある?全く!それに言い方も最悪よ!女性にはもっとオブラートで包むように上手く話をする術を学びなさいよ!」

「んー…普段からこんな率直に言わないんだけどね…言わないと分からないと思って…」

瞳は静の横に座って拓哉をしばらく見て静に顔を向けた…

「貴方も子供みたいな事をしないの!で?拓哉の出した選択に答えを出したの?」

ビクっと顔を竦めて首を振る…

「私の意見としてはここに残って拓哉の言う通りにするのが一番いいと思うわ!この子は選択を誤らない…何しろ…まあそれはいいわ!もう拓哉に散々事実とダメ出しされたんでしょう?大人として冷静に考えて自分の考えが正しいか拓哉の言う事が正しいか判断して正しい方を選択しなさいよ?」

瞳の顔を見てジッと見つめ瞳が頷くと前を向いて目線を落として考え始めた…

瞳に紅茶を入れそれを飲むと…

「はあ〜美味しい!」

「そ?ありがとう!気に入ったなら茶葉持って行く?」

「そうね…頂くわ…変に断ったらあとで何されるかわからないし…」

「しないよ…そんな事…じゃ…」

棚から新しい缶を取り出して瞳に渡す…

「ありがとう…ああ!拓哉、エステ行かせて貰ったわ!凄く良かった!クセになりそうよ?」

「ふふ…どんどん行って!晶さん喜ぶよ?こないだ春休みに食事でも行こうって誘って貰ってさ…誠さんの卒業祝いと入学祝いって事で誠さんを呼んで二人でご馳走になろうと思う…」

瞳は嬉しそうに聞いて誠の名前が出ると…

「そう!色々教え貰いなさいよ?誠と言えば…こないだ…ふふふ…」

「何?あっ!瞳にまで愚痴言いに行ったの?俺は当然の事をしただけなのに…ここで二回も殴られてさ…」

「当たり前よ!普通の大学生には分不相応でしょう?全く私の時で懲りたと思ってたって言ってたわよ?」

「懲りるも何も元々瞳に用意する時にはもう段取り組んだ後の話で調査も念入りにしたんだけどね…ホントは梨花と志保にもしてあげたい事があったんだけどね…男同士は多少は大丈夫でもいざ女性となるとここは厳しい…」

「梨花も志保もされなくて良かったわ…心臓に悪いから…2人共凄く素敵な女性になったわ!特に志保は激変ね!」
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