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第10章 果奈、摩耶【アナルセックス】

「……そうね…」

「で？教師辞めるの？もう意味ないと思うよ？晶さんも寝耳に水だったみたいだし…寿退社するなら喜んで送り出すけど？今の理由で退社なら……辞められないかな？」

「…そう…ね…晶にもバレたわけね…」

「いや…バレたのは退社の話…」

「！！」

「多分聞かれるよ？言い訳は簡単でしょう？」

「？なんで？」

「ふふふ！花嫁修業をするから…あははは！！」

「拓哉！！……教師は続けます！それでいい？」

「えっ？結婚まだしないの？」

「…まぁ貴方達がいる間は…」

「そう…じゃあ俺は行くから…」

「ええ！」

お互いに笑って拓哉は席を立つとさっさと出て行った…


……瞳は泣いていた…1時間後…元に戻って理事長室を後にして晶には何も言われないが辞めないんだ？とだけ言われ頷く…その日瞳は晶に甘えに甘えて晶の胸の中で眠りについた…

数日後……

達也は静をとデートに行く為支度をした…普段着ないような服を拓哉が用意してくれていた…

クラシックのコンサートに行った…昼の部だったのでそれに合わせて待ち合わせをして静にチケットを見せると嬉しそうに

「これ…良く手に入ったわね？」

「あー…実はクラブの力を借りた…好きなんでしょう？この指揮者の音楽？」

「ええ…行きたいとは思っても中々ね…」

達也は静と会場まで歩いて移動した…パンフに曲の物語などが書いてあり…達也は席座ってそれを読んで静に…

「クラシックって音楽にちゃんと物語が設定されてるんだ？」

「ええ！無いのもあるけど…あっ！始まるわ」

映画と変わらない時間音楽を楽しみ終わってからタクシーで水族館に…

そこでゆっくり回って出て来ると日が落ちて暗くなっていた…達也はもう一度タクシーを拾うと静が…

「私が出すわよ？」

「ああ！ご心配無用！そんな事をしたら拓哉さんに殺されるんで大人しくしててくれる？」

「貴方のお小遣いなんでしよう？」

「違うよ…これはクラブからの支給だよ…」

「へぇ…こんな事も…」

「今日は静だから少し贅沢な内容なんだ…学生じゃないからね？」

「ふふふ…ありがとう！」

ラフな格好でも入れる店で静の好みに合わせて拓哉が選択したのは野菜中心のフレンチだった…小さな店で雰囲気も抜群…達也も服装と髪型で十分大人の男性に化けている…