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第15章 司&静【交際】和也&香織【破局】

誠「夏休み中に一度連れてきてくれ…少し話をしたい…乗るか乗らないかはそれからで良いか？」

拓哉「…はい…クソ生意気な奴ですよ？クスクス…」

誠「お前には負けてる筈だ…」

拓哉「クスクス…ヒデェ先輩…」

誠「…ふん…要件はそれか？」

拓哉「ええ…ああ…今エステを受けてるんでしょ？瞳に伝言をお願いします…静もこっちに居て一人だから少し話を聞いてやってくれと…」

誠「……わかった…」

拓哉「それじゃ…」

電話切って優也に連絡する…

拓哉「もしもし…摩耶をタクシーに乗せてホテルに戻して俺の部屋に来るように言ってくれ…ああ？野暮用だ…わかった…それを見てからで良い…」

1時間半くらい経って摩耶は拓哉のところに嬉しいそうに現れた…

拓哉「クスクス…楽しそうでなにより…用事も終わったから俺とデートしよう…」

摩耶「クスクス…嬉しい！よろしく？」

拓哉「さあ…何処でも何でもワガママ言っていいからね？さっき下のラウンジに達也と真希が居てラブラブバカップルになってるのみたよ…クスクス」

摩耶「クスクス…私は一度シャワー浴びてきて良い？優也達も一緒に戻って来て…もうクタクタ…」

拓哉「なんだ…良いよ…行っておいで…俺ここに居るから…ホテル内は一人でも良いけど外は俺とね？夕食は決めて良いから食べたい物を言って…」

摩耶「はーい！考えておくわ！じゃ…」

摩耶が出て行くと達也が慌てて部屋に来た…

達也「あっ！ちゃんと居た…」

拓哉「なんだ？いきなり…」

達也「優也さんから消えたって聞いてたんで…メール貰ったんで本当かの確認を…」

拓哉「…暇だな？とっとと真希のところに行ってラブラブバカップルしてろ！あははは！」

達也は真っ赤になって…絶句して固まった…

拓哉「さっき下のラウンジにいるのみたぜ？クスクス…写メ撮りたかったが真希に悪いからな…ほら！さっさと行け！」

拓哉に追い立てられるように部屋を出る…優也がそこに来たが追い返した…

摩耶は夕食を食べに行きたいと部屋に来た…小樽のお寿司が食べたいらしい…すぐにハイヤーを呼んでホテルにおススメの店の予約を取って貰って二人でゆっくり食べホテルに戻る…疲れたのかコクリコクリと船を漕いでいる摩耶を抱いてタクシーを静かに降りてフロントに部屋の鍵を開けてもらいそっとベットに寝かせてシャワーを浴びた…