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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第10章 しのちゃんの受難(六)

「小夜」
「宗介っ」
抱き合いながらキスをする。気持ちいい。
名前を呼び合う。とても気持ちがいい。
とろけてしまいそう。
宗介の指がスカートのウエスト部分を探る。チャックを探しているのだろう。スカートの右側に指を誘導して、チャックを下ろしてもらう。
「……ストッキング破っていい?」
「だめ」
「じゃ、ちょっと腰上げて」
スカートを足から抜き取り、ストッキングをゆっくり下ろす宗介。太もも、膝、ふくらはぎをたどたどしく指が這うのを見ていると、体の奥がじんじんしてくる。
もっと、触って欲しい。
宗介が「靴ズレの傷口を見たい」と言うので、ベッド脇のLEDライトをつける。白い光が眩しく二人を照らす。
確認し終わったら、薄明かりに調節しよう。LEDが眩しすぎて、恥ずかしいところが丸見えだ。
「痛そう。血は出ていないけど、真っ赤になってる」
ストッキングを取り去って、宗介は足首の後ろに目を落とす。血が出ていないなら絆創膏はいいかぁ、と思っていたら。
「っ、あ! 宗介!?」
左足の指に生温い感触。足の指をぱくりと咥えて、宗介は私を見つめる。目が笑っている。
「ひあ、あっ、や、ぁ」
ジタバタと足を振り回したけれど、宗介はしっかり太ももを押さえており、上手に動かせない。
や、だから、やだ、あっ!

