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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第10章 しのちゃんの受難(六)

「最後、だめって言っちゃだめじゃん。カウントが減らないよ?」

 回数は、私が達するたびに減るけれど、「やだ」「だめ」を口にするとまた増える。
 ずっとそれを繰り返し、私の膣内は解されるどころか、もうドロドロのぐちゃぐちゃだ。

 勘弁して欲しい。
 私が気を失えばやめてくれるだろうか、と割と本気で考えてしまうくらい疲弊してしまっている。

「そう、すけ……もう、おねが、いれて?」
「だめ。まだ九回イカなきゃ」

 九回も!? 六回以上はイッてるんだけど!?
 悲鳴が出そうだ。
 私はいつになったら解放されるのだ。
 ぐずぐずのでろでろになってしまった頭では、うまく考えがまとまらない。

「そうすけ、おねが、欲しいの」

 恥も外聞もない。
 宗介のボクサーパンツの下で屹立している硬くて太いものが欲しい。
 挿入て欲しい。早くそれが欲しい。それしか考えられない。

「じゃあ、小夜」

 宗介は意地悪そうな笑みを浮かべ、どこから取り出したのか、小さな袋を手に私にキスをしてきた。
 からからに渇いていた私は、宗介の唾液をちゅうちゅうと吸う。
 美味しい。気持ちいい。もっと欲しい。
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