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誰よりも君を愛する
第21章 夜のデザート

亜矢子が寝室でネグリジェに着替えていると良雄が紙袋を持って入ってきた。

『ちょっと聞きたいことがあるんだけど‥これ、どうしたの?』
良雄の声が少し怒ってるような感じがして亜矢子はドキッとした。
良雄が亜矢子に見せたのは袋の中身ではなくもう片方の手の中にあった水色のパンティだった。

『やだ、私のパンティ‥どうして‥』

『どうして?こっちが聞きたいな‥どうしてパンティがヌルヌルに汚れてるんだ?外でヌルヌルにしたの?』

亜矢子は恥ずかしくてだんまりしてしまう‥

『僕がいない時にこんなにパンティをヌルヌルにするなんて‥まさか、外でいやらしい事考えてた?それとも‥いやらしい事したとか?』

『そんなこと絶対してませんっ‥いやらしい事なんか‥いやらしい事なんかじゃないのに‥』

亜矢子の目に涙が溢れて今にもこぼれ落ちそうになってる‥
良雄は亜矢子とベットに腰掛けて、今度は静かに話しかけた。

『どうゆう事?訳を言ってごらん‥外出してパンティをこんなにヌルヌルして帰って来るなんて、はしたないだろ?‥場合によってはお仕置きだけど、事情によっては怒らないから‥』

亜矢子は少し考えて言いにくそうに話し始めた。

『‥明後日、裕子さんの誕生日なの。だから‥美波さんがプレゼントをあげたの‥美波さんと裕子さんは‥愛し合ってる恋人同士だから‥』

『恋人?‥まあ、恋人でもいいや、子供の頃からあの二人の仲の良さは尋常じゃなかったし。でもわざわざ亜矢子に言う必要‥それで?』

『‥プレゼントが‥お揃いのリングで‥裕子さんはリングを着けると、いつも美波さんがそばにいるような感じがするって。嬉しいって喜んでました。』

『ふーん‥で?美波が裕子に指輪をプレゼントして何で亜矢子が濡れたの?』

亜矢子はそこまでは話せたが頭に二人の行為やリングをつけた性器が思い浮かんで
その先は恥ずかしくて言えなかった。

『言わないの?お仕置きしたら言うかな?亜矢子を喜ばせようとせっかくお土産買って来たのにな‥こんなに亜矢子を愛してるのに隠し事するの?』

『ぇ‥?ん‥と‥指輪じゃないの‥』

『恋人リングは‥指輪じゃないの‥指に着けるものじゃなくて‥』

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