この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
誰よりも君を愛する
第22章 甘い誘惑
義母と別れ家に帰るとペタンと床にへたり込んでしまった。
これは良雄を裏切ったことになるのか?
あれは義母が嘘をついた‥不可抗力だった‥
あれはお薬を塗ってくれただけ‥じゃあ、なんでお漏らしなんかしちゃったの‥?
良雄の帰宅時間も忘れてぼんやりしていたとき、診療を終えた良雄が足早に廊下をかけてきた。
『亜矢子、ごめんよ、美波から聞いたよ‥母さんには僕からちゃんと説明しておいたよ。嫌な思いさせて本当にすまない‥』
『嫌な思い‥?‥いえ、健康診断しただけですから、返って良かったです。妊娠可能な立派な子宮だと言われました(笑)』
『そうか、亜矢子がそう言ってくれて良かった(笑)』
『‥ん、でもね、旦那様‥中が少し炎症してるって‥しばらく回数減らした方がイイみたいでが‥大丈夫ですか?』
『美波に叱られたよ、イイ年してやり過ぎだってね。ごめんよ、可愛いからつい、少し加減するね。』
『はい(笑)』
『通院の事も聞いたよ‥明日薬出すって。今日は母さんの前だったから出さなかったらしい‥アイツにしては気が利いてるな‥』
『か、通えばすぐ治るそうですから‥』
『お詫びに今晩は亜矢子の好きな寿司でもいこうか?』
通院することを良雄に伝えたことになぜかホッとした。