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誰よりも君を愛する
第23章 罰です

‥良雄と田中が出て行って亜矢子がリビングに戻ろうとした時、突然玄関のドアが開き良雄がバタバタと戻ってきた。
『携帯、あっちに忘れちゃった‥』
良雄は渡り廊下をバタバタ走って診察室へ向かった。
亜矢子がコーヒーカップをキッチンで洗っているとスマホを手にした良雄が戻って来た。
『じゃあ、行ってくるねぇ(笑)』
良雄は亜矢子に軽いキスをするとスカートの中に手を入れてお尻を撫でた。
亜矢子はとっさにお尻をひねったが良雄の指先の方がそれよりも早くワレメに触れてしまった。
『あん、ダメ』
‥ヌルッ
『‥‥ナニこれ?訳は帰ってから聞くよ‥このままでいなさい‥』
良雄はそれ以上何も言わず出掛けて言ったが、声の感じで相当怒っているのがわかった。
田中と二人っきりでいる時に濡らしたなんて知られたら‥
良雄の怒りは相当なはず‥
亜矢子は良雄が帰って来るまでソワソワ落ち着かず怯えていた。
2時間程して良雄が帰って来た。
亜矢子には目もくれず渡り廊下へ行き備品室から前に持ち出されたアタッシュケースを持って戻って来た。
しかし、今日は両手に‥良雄はアタッシュケースを二個持って出てきた。
亜矢子は良雄の怒りがどれほどのものか‥まだ知らなかった。

