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誰よりも君を愛する
第23章 罰です

良雄に冷たい視線を向けられて亜矢子は背筋が凍りついた。

『その汚い下着脱いで』

軽蔑したように言われて亜矢子はますます萎縮してしまう‥

『早くっ!!』

亜矢子は震える手で恐る恐るパンティを脱ぐと、差し出された良雄の手に渡した。

『こんな汚い物よく僕に渡せるね?そこに座りなよ。』

良雄がアゴで指図したのは窓辺に置かれたロッキングチェアだった。いつもはここで揺られながら読書をしている。

『あ、あの‥』

『喋るな!!』

亜矢子は黙って椅子に座った‥良雄はアタッシュケースから拘束ベルトを出すと亜矢子の頭の後ろで両手首を締め上げて背もたれにキツく固定した…

『痛っ‥』

痛がった亜矢子を無視してハサミを取り出すとエプロンの紐を切り乱暴に引き剥がした。

『キャ‥』

次にスカートの裾に切り込みを入れると両手でワンピースを引き裂いた。

ビリッ、ビリビリッ‥

『だ、旦那様ぁ~嫌っ』

良雄は黙ってブラジャーも切った。ブラジャーは左右に分かれ亜矢子の胸が丸出しになった‥

『旦那様っ、ごめんなさい‥ごめんなさい‥』

『何を謝ってるの?‥喋るな!!足、そこに掛けろ‥早く!!』

とうとう全裸にされた亜矢子はグズグズ泣きながら片足づつ肘掛けに乗せて性器を丸出しの格好で足も固定されてしまった。

『おいっ!入って来いよっ!』

亜矢子がビックリして顔を上げると、良雄に声を掛けられリビングに入って来たのは唇の端を切り赤く腫れ上がった頬を抑えた田中だった。

『いやあ~っ見ないでぇ!!』

良雄は泣き喚く亜矢子の口に汚れた下着を丸めて突っ込みガムテープで塞いだ。

『亜矢子、お前には喋る資格はないよ、本当にに恥ずかしいのは僕だろ?』

『亜矢ちゃん、ごめん‥』

田中が亜矢子を見ずに謝った。

『謝る位なら最初から亜矢子に手を付けるなよ!そこに座って黙って見てろよ、美波とやったことは夫である俺が罰を与える。貴志、ウチの亜矢子が本当にすまなかったな』
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