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誰よりも君を愛する
第26章 亜矢子のお部屋

『ここから僕の診察室に行けるんだ。』

ドアの直ぐ横にデスクがあり良雄の座る椅子がある。看護士がウロウロ歩く所でもなく本当に良雄だけが利用するためだけのドアだ。

『亜矢子に会いたくなったら直ぐに会えるし‥昼の食事もここで食べようか』
診察室からは暗証番号で開くようになっていた。

『最後にもう一つプレゼントがあるよ』

風呂場とベットの間に白い布が掛かった大きな物体があった。
良雄が布を一気に引っ張り姿を見せたのは真っ黒な革張りの重厚感のある椅子だった‥

色は違えど見覚えのある椅子だった‥
それは美波のプライベートルームにあった真っ赤なあの椅子と同じもの、いや、あれよりもっと上質なものだった。

『この椅子も亜矢子が気に入ると思って‥』

『これ‥は』

『ここで亜矢子にお守りをむすんであげるよ‥この椅子はお姫様の椅子だよ‥ここで亜矢子はお姫様のように愛されるんだよ』

良雄はワインを一口含み亜矢子を抱き寄せて口づけをした。
送られてくるワインを貪るように亜矢子は飲んだ。

良雄は亜矢子の背中に回した手でワンピースのファスナーを下げ、ブラジャーのホックを外した。
ワンピースと下着の肩紐をずらして下に落とすと亜矢子はピンクのパンティだけの姿になった。

良雄は手で胸を隠す亜矢子をすっぽり包むように抱いてやった‥

『綺麗だな、亜矢子の体は』

『私だけ恥ずかしい‥』

良雄はシャツのボタンを外しながら亜矢子にキスをした。その唇は亜矢子の耳から首筋、肩から鎖骨へなぞりながら乳首へ降りてきた。

亜矢子の手が良雄の頭を胸に抱いた時、良雄は亜矢子の太ももを両腕で持ち上げて抱っこした。

『キャッ』

亜矢子は良雄の腰に太ももを巻きつけしがみついた‥

『軽いから大丈夫だよ。』

良雄は亜矢子を抱っこしたままソファーに座り一つのワインを口移しで飲ませあった。

酒に弱い亜矢子は体までピンクに染まった‥

『綺麗だよ‥亜矢子。』

背筋の産毛を爪先で何度も逆撫でされて亜矢子の乳首は固く勃起していた。
早く触れて欲しいと期待に震えていた‥
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