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誰よりも君を愛する
第33章 嫉妬

良雄は亜矢子の脇の下の匂いを嗅ぎながら起ち上がってきた乳首をコロリ、コロリと右に回し左に回しした。

『フッ・ムゥーぅう‥』

『亜矢子はお兄ちゃんが好き?』

亜矢子は良雄の目を見つめながら考えた‥

(‥好き?だって幼なじみのお兄ちゃんを?)

『綺麗になったって褒められて有頂天になって体を触らせて‥端から見たらまるで恋人同士に見えてたよ』

良雄はただ涙目で自分を見つめているだけの亜矢子の起ち上がった乳首に糸を巻き付け、ピンと張ったその糸の端を両足の親指にそれぞれ結び付けた。

『お兄ちゃんに電話番号聞かれただろう?』

亜矢子の目はなぜ知ってるの?と少し驚いたようにまばたきをし、亜矢子は素直にアゴを引いて頷いた。

『僕がカフェに行くのが一足遅かったら亜矢子は教えていたね?』

亜矢子はまた素直に頷いた

(‥なぜ?‥いけなかったの?)

『いくら幼なじみでも人妻になった亜矢子の体に触れてくるいやらしい男だぞ!大人なら、僕の妻ならもっと警戒心を持てよ!』

急に大きな声で怒鳴られた亜矢子はビクッと身が縮まりポロリと涙がこぼれ落ちた。

良雄が亜矢子にこんなにも大声を出したのは初めてだ‥美波や夫の田中にいやらしい事をされた時の罰だと怒られた時とは全く違った。

『もしアイツから電話が来たら亜矢子はノコノコ出掛けていくだろう‥?』

(確かに‥お茶する程度なら出掛けたかも‥積もる話しもしたいし‥なにより初恋の人)

亜矢子はまだ和也に誘われても起こってもいない事を想像し、多分行っただろう‥いや、時間があれば絶対に誘われれば行くだろうと結論づけた。

そして良雄の質問に恐る恐る頷いた‥

『‥ったく、それが浮気だっ!‥離婚してお兄ちゃんの所に行きたいか?』

亜矢子は縛られたクリトリスが千切れても構わないほど首を横に何回も振った‥

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