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誰よりも君を愛する
第34章 嫉妬②

良雄の胸で息を整えた亜矢子はすぐさま起き上がりシャワーで良雄の体を洗い流した‥
『ごめんなさい‥旦那様、こんなにしてしまって‥』
『良いんだよ、今のは僕が望んだ事だから‥可愛いから許す。ベットじゃなくて良かったね‥(笑)』
『旦那様、キスしたいから‥お口すすいで下さい‥』
亜矢子は流れるシャワーの湯を良雄にむけた‥
亜矢子は口をすすいだ良雄に抱きつくと自分から唇を寄せていった‥
舌を絡めたり唾液を交換するのではなく、良雄の下唇の柔らかな感触を確かめるように軽く唇ではむはむと挟んだりしたり、チュッチュッと吸い付き舐めたりしていた。
『ん‥ん、亜矢‥下の唇だけでっかく‥なりほーなんれすけろ‥』
『あ、クスッ、ごめんなさい‥旦那様の下の唇が柔らかくて可愛いから‥』
『今日のキスはずいぶん甘えん坊なキスだな?』
良雄の膝の上でそう良雄に優しく言われた亜矢子は目に涙を浮かべて微笑んだ‥
『旦那様が優しくて‥‥亡くなったパパと重なってしまうの‥ごめんなさい‥』
『そうだな‥年も離れてるし、無条件に亜矢子を可愛くて愛してるって事ではお父さんと同じだね、いや、僕はお父さんより亜矢子を愛してるよ』
亜矢子は口を真一文字に歪ませて笑うとポロリポロリと涙を流した。
『でも、今日のように物凄く嫉妬深くなる‥時々嫌にならないか?』
『なりません。旦那様が私をいっぱい愛してくれてるのを知ってますから‥‥だから私も甘えすぎちゃうんですけど(笑)
そう言えば旦那様、毒抜きは?』
良雄は亜矢子の言葉を聞いて感激しギュッと抱きしめた。
『もういい、そんな毒は僕の愛を注入して消してやるさ(笑)‥だからこれからも僕を頼ってうんと甘えん坊でいて‥女は甘えん坊位の方が可愛らしい‥』
良雄に抱かれて赤ちゃんのように優しくゆらゆら揺られた亜矢子はまた良雄の下唇にそっと吸い付くとまたはむはむと甘噛みをした‥

