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誰よりも君を愛する
第40章 魅惑のエステ

美波に絶対に拒むなと念押しされて亜矢子は腹を決めた。

‥性感エステってよくわかんないけど、エステはエステよ!やましい事はないわ!

その時、部屋まで案内して来た2人の男性スタッフが亜矢子と美波の前で膝をつき挨拶を始めた‥

『美波さん、二度目のご指名ありがとございます。本日も心を込めてご奉仕致します。よろしくお願い致します。』

『今日もよろしくね林君、それからこちらは友人の亜矢子さんよ、よろしくね。』

美波が指名した林と名乗る男はスラリとした長身で俳優のような綺麗な顔をしていた。

『本日亜矢子さんを担当する事になりました池田有弥と申します。心を込めて努めさせて頂きます。よろしくお願い致します。』

『はじめまして。よろしくお願いします。』

亜矢子の担当となった池田有弥は林よりも背が低く、細身。柔らかな口調で中性的な雰囲気があった。可愛らしい笑顔が印象的で亜矢子の緊張も少し解れた。

『それではこちらでお着替え下さい。』

パーテーションで仕切られた後ろへ行き、美波に習って全裸になると用意された白いバスローブを羽織った。

『よろしいですか?』

『ええ、良いわよ』

美波が返事をすると黒いビキニパンツだけになった林が現れて美波の手を取りお風呂に向かった‥

亜矢子が驚いて立ちすくんでいると有弥が声を掛けてきた。

『亜矢子さん、ご準備よろしいですか?』

『‥ぇ、あ!はいっ!』

『それでは参りましょう‥』

有弥は優しく亜矢子の手を取るとニッコリ笑って歩き出した。

バラ風呂の前では先に行った美波が林にバスローブを後ろから脱がせられ全裸になっていた。

亜矢子はその姿を見て一瞬躊躇し、足が止まった‥

『亜矢ちゃんも早くいらっしゃい、気持ちイイわよ』

美波に声を掛けられ、有弥が行きましょう、と小さな声で囁いた。

‥拒むなと約束したんだった‥

亜矢子は覚悟を決めて歩き出した。

『失礼致します』

有弥が亜矢子のバスローブの紐を解き肩から脱がしていく。
亜矢子は思わず胸と股間を手で隠した。

有弥が先にお湯に入ると手を亜矢子に差し伸べて、どうぞ、と言った‥

亜矢子は胸と股間を隠しているどちらの手を差し出せば良いのか迷っていると有弥が目を瞑ってくれた。

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