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獣戦記 §ju-senki§
第3章 レアン王


キヨに案内され、玉座の間を出る
その間際 振り返り見たレアン王はまだ優しげにムツキを見つめていた。



「ほほ、驚かれた事でしょう。普段はあのような事を為さるお方ではないのですが・・・ムツキ様のお可愛らしさに、"はーと"を射抜かれたのでしょうなぁ」


いやはや、困ったものです。とニコニコ笑い付け加えるキヨに、ムツキも少し困ったように笑い返す。
暫く廊下を歩くと、キヨが足を止め「こちらがムツキ様のお部屋ですぞ」と扉を開ける。
中は至ってシンプルだが、広い部屋に、1人には少しばかり広いベッド、そして城下町を見渡せる大きな窓。
ムツキは部屋へ足を踏み入れると、窓から街を見下ろした。


「それではムツキ様、夕餉の時刻になりましたら呼びに参ります故、それまで暫しの御休息を・・・」


そう言ったキヨの言葉はムツキにはぼんやりとしか聞こえていなかった。


里を村から見下ろしていたよ時りもずっと街は遠く、だがずっと賑やかそうだった、しかしその喧騒も届かない部屋で1人「絵本で読んだ囚われのお姫様みたい・・・なんてね・・・」と呟いた





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