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セイント・イリス ~淫辱の天使達~
第4章 友情の亀裂
 あれからどれくらい経っただろう、恐らく1月も経ってはいないはずだ。
 しかしヴァイスの捕虜にされた彼女達に時間の経過を知る事は無かった。

 牢屋では今まで彼女達を拘束していた鎖が不要と判断された。
「ううっ……はぁ」
「んんっ、くうっ」
 少女達の口から甘い吐息が漏れる。
 セイント・イリスは不覚にも敵の策略に溺れ、凌辱される以外の間は1日に何度も自慰行為を行っていた。
 頭の中では事は分かっている事だ。しかし身体の方がそれを許さなかった。
 今日も目覚めてから股間の疼きが止まらず、どうしようもなくなった身体を自分自身で慰めていた。
「こんな事しちゃ……んっ、いけないのに」
「私達……セイント・イリス……なのにぃ……くうっ」
「体が……んっ……手が止まんないよぉ」
 ピンク・グリーン・イエローは仰向けで転がりながら右手で自分の乳房をもみほぐし、ヴァギナに人差し指と中指を入れて弄り回しながら恥ずかしさと悔しさに唇を噛みしめる。
「私達……何てはしたない事を……あっ」
「ううっ、こんなの……惨め過ぎる」
「もう、イヤぁ……死にたいよぉ」
 ホワイト・パープル・ブルーも壁に背を当てながら片手で自分の乳房、片手でヴァギナをなぞらなければならない状況に絶望する。
 こんな事なら舌を噛み切って死んだ方がマシだ。犯されて気が狂うぐらいなら自分を保っている間に命を断ってしまおうと何度も思った。
 しかし自分が死ねば他の少女達にさらに酷い仕打ちが待っている、さらに故郷である地球を滅ぼすと脅されてしまえば従わざるおえなかった。
 無論ヴァイスが約束を守らないのは分かっている、何もせずとも自分達にはさらなる凌辱が待っており、地球も今頃はヴァイスが動いて占領作戦を開始しているに違いない。
 だが少女達に選択肢は無かった。ただヴァイスの言う通りにするしか道は無かった。
「みんな、負けちゃ……くぅ、ダメよ」
 ただ1人、レッドだけは絶望していなかった。
 うつ伏せで小刻みに身体を震わせながら愛液に濡れた内股を窄め、両手を握りしめながら火照った顔に笑みを浮かべながら言った。
「この体に……どんな事をされても……心はだけは……負けて無いわ」
レッドは仲間達を励ます。
しかしそんな物は気休めでしか無かった。
愛くるしい少女達の目の下には涙、口周りには唾液の跡が残り、身体には無数の傷が残った。
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