この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第10章 エピローグ 未来へのウェディングドレス
「はぁ? いや、そんなんじゃないけどさ……」
姉貴の瞳は俺を真っ直ぐに見据えており、俺はその瞳の力に更に動揺してしまう。
ふと、そんな姉貴が俺の顔に更に近づいてきた。
俺の視界が姉貴の耳元を捉えると同時に、唇に温もりを覚えた。
唐突すぎるそれではあるが、もはや何度も交わしたものである。
俺は自然と瞳を閉じてそれを受け入れていた。
軽く交わしただけのそれであるが、互いの存在を確かめ合うにはそれだけでも充分だ。
「そんなこと、私が絶対に許すはずないだろう?」
あぁ、もう。
姉貴はどうしてそうやって大胆不敵になれるのだろう。
俺の不安が塵となって飛んでいってしまった。
「俺だって勿論そのつもりだ。誰にも渡さねぇよ」
釣られて俺も、大胆になってしまう。
俺達は互いの言葉が、なんだか可笑しくて微笑みあってしまった。
そしてまた、再び口づけを交わす。
きっと誰にも知られることのない結婚式。
俺達は二人きり、その小さな愛を確かめ合うのであった。
姉貴の瞳は俺を真っ直ぐに見据えており、俺はその瞳の力に更に動揺してしまう。
ふと、そんな姉貴が俺の顔に更に近づいてきた。
俺の視界が姉貴の耳元を捉えると同時に、唇に温もりを覚えた。
唐突すぎるそれではあるが、もはや何度も交わしたものである。
俺は自然と瞳を閉じてそれを受け入れていた。
軽く交わしただけのそれであるが、互いの存在を確かめ合うにはそれだけでも充分だ。
「そんなこと、私が絶対に許すはずないだろう?」
あぁ、もう。
姉貴はどうしてそうやって大胆不敵になれるのだろう。
俺の不安が塵となって飛んでいってしまった。
「俺だって勿論そのつもりだ。誰にも渡さねぇよ」
釣られて俺も、大胆になってしまう。
俺達は互いの言葉が、なんだか可笑しくて微笑みあってしまった。
そしてまた、再び口づけを交わす。
きっと誰にも知られることのない結婚式。
俺達は二人きり、その小さな愛を確かめ合うのであった。