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えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第10章 エピローグ 未来へのウェディングドレス
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「はぁ? いや、そんなんじゃないけどさ……」
姉貴の瞳は俺を真っ直ぐに見据えており、俺はその瞳の力に更に動揺してしまう。
ふと、そんな姉貴が俺の顔に更に近づいてきた。
俺の視界が姉貴の耳元を捉えると同時に、唇に温もりを覚えた。
唐突すぎるそれではあるが、もはや何度も交わしたものである。
俺は自然と瞳を閉じてそれを受け入れていた。
軽く交わしただけのそれであるが、互いの存在を確かめ合うにはそれだけでも充分だ。
「そんなこと、私が絶対に許すはずないだろう?」
あぁ、もう。
姉貴はどうしてそうやって大胆不敵になれるのだろう。
俺の不安が塵となって飛んでいってしまった。
「俺だって勿論そのつもりだ。誰にも渡さねぇよ」
釣られて俺も、大胆になってしまう。
俺達は互いの言葉が、なんだか可笑しくて微笑みあってしまった。
そしてまた、再び口づけを交わす。
きっと誰にも知られることのない結婚式。
俺達は二人きり、その小さな愛を確かめ合うのであった。
姉貴の瞳は俺を真っ直ぐに見据えており、俺はその瞳の力に更に動揺してしまう。
ふと、そんな姉貴が俺の顔に更に近づいてきた。
俺の視界が姉貴の耳元を捉えると同時に、唇に温もりを覚えた。
唐突すぎるそれではあるが、もはや何度も交わしたものである。
俺は自然と瞳を閉じてそれを受け入れていた。
軽く交わしただけのそれであるが、互いの存在を確かめ合うにはそれだけでも充分だ。
「そんなこと、私が絶対に許すはずないだろう?」
あぁ、もう。
姉貴はどうしてそうやって大胆不敵になれるのだろう。
俺の不安が塵となって飛んでいってしまった。
「俺だって勿論そのつもりだ。誰にも渡さねぇよ」
釣られて俺も、大胆になってしまう。
俺達は互いの言葉が、なんだか可笑しくて微笑みあってしまった。
そしてまた、再び口づけを交わす。
きっと誰にも知られることのない結婚式。
俺達は二人きり、その小さな愛を確かめ合うのであった。
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