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えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第3章 一緒にお風呂!!
しかし姉貴はやっぱり、それすらも面白いようで……。
「ま、そうだろうな。あの頃の隆一はまだほんの赤ん坊で……」
「そんな小さいわけねぇだろ!!」
思わず突っ込んでしまった。
あぁ、でもそういえば、昔はああいう風に体を洗ってもらったことが……あったような、なかったような。
「まぁ、あの頃のことは……感謝してるよ」
両親が不在の間、姉貴は一人、俺の面倒を見ていた。
俺もある程度は分別がついていた頃ではあったけれど、やっぱり姉貴には迷惑をかけていたとは思う。
そんなことを考えている俺の耳に、信じられないものが聞こえてきた。
「ふっ……」
姉貴は吹き出すと、そのまま高らかな笑い声を上げた。
「なっ、何がおかしいんだよ!?」
「いや、随分殊勝な心がけをしているなと思ってね。これなら、私の苦労も報われたってものだね」
姉貴はそう言うと、再び笑いながら立ち上がり、バスタブから上がった。
俺は脱衣場へ消えるうなじを、恨めしさ半分で睨んでいた。
もう半分の気持ちは……多分録なもんじゃないだろうから、深く考えはしないけど。
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