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えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第4章 大会の後には!!
僕は夕暮れの差す教室で一人、原稿用紙と睨み合っていた。
校庭から聞こえる、他の子供達の遊ぶ声を羨ましいと思う暇もなく、原稿用紙は俺の前に立ちはだかる。
原稿用紙の一行目には
お父さん・お母さんへ
とタイトルが書かれている。
担任の先生は『日頃の感謝をしたためて、授業参観の日に発表しましょう』と言っていた。
明日の授業参観で、発表するのだ。
だけど僕は、一向に筆が進まない。
提出期限はとうに過ぎてるそれを、睨み付けては時間が過ぎるばかりだ。
それは小学校三年の、晩春のことだった。
校庭から聞こえる、他の子供達の遊ぶ声を羨ましいと思う暇もなく、原稿用紙は俺の前に立ちはだかる。
原稿用紙の一行目には
お父さん・お母さんへ
とタイトルが書かれている。
担任の先生は『日頃の感謝をしたためて、授業参観の日に発表しましょう』と言っていた。
明日の授業参観で、発表するのだ。
だけど僕は、一向に筆が進まない。
提出期限はとうに過ぎてるそれを、睨み付けては時間が過ぎるばかりだ。
それは小学校三年の、晩春のことだった。