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えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第4章 大会の後には!!
俺は歓声を浴びながら勢いよく水泳帽を取ると、水泳部の皆に向けてガッツポーズを掲げた。
その最中、ちらりと姉貴が座っている方へも目を向けてみた。
しかしながら、そこにはもう誰もいなかった。
……あの姉貴のことだ、それも致し方なしであろう。
俺は自分に降り注ぐ高揚感を、ゆっくりと噛みしめ続けた。


そしてそれから数日後。
終業式も終わり、夏休みの宿題を抱えながら帰った日のことだった。
俺は姉貴が自分の部屋にいることを確認すると、宿題の束に紛れ込む表彰状の一枚を握りしめつつその扉の前に立った。
そして一つ深呼吸すると、意を決して声を発した。
「入るぞ」
それから一拍置いて扉を開ける。
姉貴は自室のソファーに腰かけ、レポートか論文に使うであろう本を読んでいる。
俺は部屋の中まで進むと、テーブル越しに表彰状を姉貴の前へと突き出した。
ここで初めて、姉貴は俺を見上げる。
「一位、取ったんだけど」
「それで?」
姉貴の答えは酷く簡素なものだった。
「それで? じゃねぇよ!! 自分がした……その……約束も忘れたのかよ……一位を取ったら~ってやつ……」
苛立ちに思わず声を荒げるも、その勢いは気恥ずかしさに徐々に力をなくしていく。
そんな俺の前で、姉貴は『あぁ、忘れていた』と大仰に言った。
「でもリレーの方は二位だった」
「え……」
まさか、それを突かれるとは思わなんだ。
俺の脳裏に、鞄に仕舞ったままの『二位』と書かれている方の表彰状が浮かぶ。
「いや、でも条件は『一位を取ったら』だったし……全部取んなきゃいけないなんて言って無かったじゃねえか!!」
嗚呼、女に食い下がる男の、なんたる醜いことか。
それでも俺は言わずにはいられなかった。
それもまた男の性であるから。
姉貴はため息をつきながら、ここでようやと本を閉じた。
「そこまで言うなら、まぁ半分までなら叶えてもいいけど」
姉貴はそう言うと立ち上がり、俺の肩を押した。
そんな俺はされるがままに後退りをした。
そしてそのまま、背後にあったベッドに腰をかける形になった。
「え、え~とぉ……半分っていうのは……?」
「今に分かるよ」
姉貴はそう言いながら俺の前で、服を脱ぎ出した。
ブラウスが脱ぎ捨てられ、桃色のブラジャーが露になり、スカートが取り去られると同じ色のパンツが姿を見せる。
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