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えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第5章 俺の気持ち!!
男にいいように弄ばれる膨らみが色づいていく。
まるでその出来事を歓ぶように。
やがて男の唇が下乳を貪り、しなやかな腹部を撫でる。
そしてその唇がスカートのウエストまでくると、男はスカートを脱がしにかかった。
姉貴はそれに協力するように腰を浮かす。
「下着越しでも分かるね……すっかり濡れてる」
男はぐっしょり濡れた下着越しに、姉貴の割れ目に指を這わした。
「ひゃあっ……ぁっ、もっ、んん!!」
すると姉貴の嬌声が一段と激しいものとなる。
男はそれが面白いようで、更に激しくそこを弄る。
熱い二人の吐息、そして姉貴の喘ぎ声。
「ねぇ、もう……我慢できないの……」
姉貴は自ら下着を脱ぎ捨てると、男にそこをアピールした。
男は大きく開かれた足の間に体を滑り込ませると、自身のモノをおもむろに取り出し、姉貴にあてがった。
鈴口が秘所に触れると、愛液がまたいやらしく音を立てる。
男がぐっと腰に力を入れた。
「んぅ!! あぅ……」
姉貴は侵入した快楽に、一際艶やかな嬌声を上げた。


俺は遠くへトリップした意識を、徐々に現実へと戻させた。
クーラーのきいた自分の部屋で、夏休みの宿題として出された数学の問題集が俺の前に立ちはだかっている。
しかしながら俺と問題集との間には、間嶋から渡された某雑誌が敷かれている。
ちょうど袋とじが裂かれたそのページでは、高そうなホテルの一室にて、女優が男に組敷かれ眉間にシワを寄せながら身を捩っている。
俺は手元の使用済みのティッシュペーパーを、机の脇に置いてあるゴミ箱に気だるげに投げ捨てた。
ぼんやりと天井を仰ぐ俺。
クーラーの稼働する音と、庭の木に止まっている蝉の鳴き声が奇妙な合唱をしていた。
「……熱くて集中できねぇ」
机の上に乗っているグラスの中で、麦茶に浮かぶ氷がカランと音を立てる音に、俺の呟きはかき消された。


「先輩のこと……好きです!! 男性として!! 付き合ってください!!」
そう言って頭を下げる東堂を前に、俺はただたじろぐばかりであった。
俺からの答えがないことを不審に思ったら東堂が、上目遣いで俺を見上げた。
そして俺の表情を見るや否や、あっと声を上げてわたわたと手を振った。
「あ、あのっ、急にこんなこと言われても迷惑ですよねっ! 私、ただ自分の気持ちを伝えたかっただけなのでっ……というか、その……」
「あっいや、俺の方こそ……ごめん」
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