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えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第5章 俺の気持ち!!
(つってもなぁ。何を買えばいいんだか……)
俺は駅前のディスカウントショップに足を運んだ。
夏休みとはいえ、平日の昼下がりであるためか客はまばらである。
俺は店の狭い通路をウロウロしながら頭を抱えた。
今までは小遣いで賄える程度の文房具だとかをプレゼントしていた。
しかし高校生にもなった今、もう少しランクの高いものをプレゼントするべきなのではと思うのである。
相手も大学生だ。
ならば大学生が使うに値するものの方が嬉しいに決まっている。
しかし俺はかれこれ小一時間はこのディスカウントショップ内を歩き回っていた。
もう少しランクの高いもの、と自分で設定しておきながらなかなかこれだ、というものが見つからないのである。
(寝具に……加湿器……うーん、どれもこれもいいものかもしれないけど、そもそも、アイツは何が欲しいんだろうか……)
そうこうしている内に、俺はいつの間にかディスカウントショップの最奥まで辿り着いていた。
店の奥は、相変わらず雑多に家電や家具が並べられている。
しかしその一画の入り口だけは、他の場所とは違い一枚のカーテンで仕切られている。
そのカーテンがゆらりと風に靡くと、俺の視界にそこに置かれている商品が目に入った。
電気マッサージ器に、バイブに、オナホールに……いわゆる『大人のおもちゃ』というやつである。
僅か一瞬視界を掠めただけであったが、それらは俺の脳裏にしっかりと焼きつくだけの存在である。
辺りに人通りが少ないことを確認するために、軽く周囲を眺め回した後、俺は姉貴のことを思い浮かべた。
あんな風に俺をからかうんだ。
もしかしたら喜ぶかもしれない。
これは断じて自分が気になるんじゃなくて、姉貴への誕生日プレゼントを探すためだ。
断じてだぞ……!!
俺は自分への言い訳を用意すると、いざ、目の前のカーテンに手をかけた。
「ダメだよ。未成年がこんなところへ入っちゃ」
「ぅえっ!!」
しかしながらそれは後ろから聞こえてきた声と肩を叩いた掌によって阻止された。
完全に油断していた俺は、あまりにも情けない声を上げた。
反射的に振り返ると、そこには見知った顔があった。
「佐久間先生……!?」
臨時教師の佐久間先生は、俺と目が合うと穏やかに微笑んだ。
しかし俺はまるで悪戯がばれた子供のような、居心地の悪さを覚えている。
実際、それに準じることをしようとしていたわけだが。
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