この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第5章 俺の気持ち!!
しかし佐久間先生は、その穏やかな笑みを決して崩しはしなかった。
「せ、先生……なんでこんなところに……?」
俺は自分の声が震えるのを、どうしても隠せずにいた。
「ここの駅、うちの生徒が乗り換えでよく降りるだろう? だから巡回をしてるんだよ。といっても、夏休みだからね。そんなに警戒する必要はない……と思ってたんだけど」
先生は俺を眼鏡越しに見下ろした。
俺はただただ肩をすぼめるばかり。
「そういうのは、もっと大人になってから。ね? まぁ、気持ちは分からなくもないけど」
「はい、すいません……ちょっと誕生日プレゼントを探してて、つい……」
「……誕生日プレゼント?」
「あ、いや、違っ、別にこういうアイテムをプレゼントしたくて探してたんじゃなくて、えっと、誕生日プレゼントを探してる間に無意識に色々考え事をしてしまって……つい迷い込んでしまったというか……」
俺は自分の発言に佐久間先生が怪訝そうに眉をひそめるのに気がつくと、慌てて取り繕った。
「そっか、そうだよね……もしかしてそれは、女の子へのプレゼントかな?」
「はい、まぁ……そうですね」
俺はあの姉貴が『女の子』と称されていることに、内心で苦い顔をした。
「なるほどね。それなら、もっといいお店に行かないかい? よかったら案内するよ」
「え……? でも先生……」
「いいからいいから。生徒の悩みを聞くのも先生の役目だからさ。それに、また君が未成年に不相応なとのに目をつけないか、監視しないとね」
先生はそう言いながら俺の肩に腕を回し、店の出口へと誘った。

「その……いいお店って一体……」
「そう肩肘張らなくてもいいよ。ほら、そこの駅ビルのお店、雑貨屋さんとかブティックとか色々なお店があるだろう? 女の子へのプレゼントは、こういうところで選んでみるんだよ」
俺達は佐久間先生のその言葉と共に、駅ビルへと移動した。
そして改札口を通過して、エスカレーターでその一つ上の階へと昇る。
そこには、広いフロアにいくつかのアクセサリーショップが軒を連ねていた。
普段は何気なく通過している場所だったから、改めて見ると新鮮な気分である。
「矢作くん、興味がそそるアクセサリーはあったかい?」
「そうですね……」
と言われても、駅ビルのアクセサリーショップはざっと見ただけでも十軒くらいはある。
何がいいのか皆目見当がつかない。
/113ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ