この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第5章 俺の気持ち!!
背中に伝う汗は、誤魔化すための冷や汗ではなく夏の強烈な西日のせいだ。
そうに違いない。
実際、そもそもの目的はこのプレゼントを買いに行くことだったわけだし、そこでたまたま姉貴を見つけただけだったのだ。
姉貴は包みを受け取ると、躊躇することなく包装紙のテープを剥がした。
そして姉貴がその包装紙を手の上で逆さにすると、真珠のバレッタが姿を現した。
「気に入るかどうか分からないけど……誕生日おめでとう」
こそばゆくなりながらも、俺は姉貴にそう告げた。
そんな姉貴は、そのバレッタを一頻り手の中で角度を変えて眺めると、クスリと笑った。
そしてポニーテールにしていた髪のゴムをほどいた。
西日の中で姉貴の黒髪が靡く。
俺が姉貴の行動と、揺れる黒髪の妖艶さに呆気にとられている僅かな間に、姉貴はそのバレッタで髪をまとめていた。
「お前にしては、なかなかいいセンスじゃないか。お前にしては」
姉貴の黒髪の中で、真珠が西日を浴びて柔らかく輝く。
「お前にしては、は余計だっつーの」
俺はその美しさから目を反らして、ただ悪態をつくしかできないでいた。
……この時、俺は完全に油断していた。
姉貴には恋人がいないということが分かって、それ以上姉貴のことも、俺の気持ちも、確かめることをしなかったのだ。
もしも確かめ合っていたのなら……それは後に、小さな歪みとなって俺達を縛るのであった。


「ところでさ、今日は就活でもしてたの?」
俺は帰宅と同時に、姉貴に問うた。
まぁ、その黒いスーツにスカート、そしてストッキングはどこからどう見ても就活生そのものなのだが。
姉貴は答える代わりに、ソファーに座りつつストッキングをするりと脱いだ。
姉貴の生足が、露になる。
その白い艶かしい肌を冷房を付けながらチラリと覗き見た。
「何? 欲しいの?」
その様は、姉貴には筒抜けだった。
「……」
俺は返事の代わりに、苦い顔で姉貴の隣に座る。
姉貴は口角を上げると、足を俺の膝の上に置いた。
白い二本の足が、俺の視界を横たわる。
俺はその足をそっと撫でてみた。
吸い付くような肌だ。
俺は徐徐に撫でる範囲を広げていく。
脛に、ふくらはぎに、膝に、太腿……。
俺はそのむっちりな太腿を撫でつつ、たまらずにその柔らかい肉を唇で触れた。
俺の唇に、すべすべの皮膚が吸い付く。
俺はソファーに横たわるようにして、更にその場所を求めた。
/113ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ