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えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第6章 金髪美女の誘惑!!
俺はイマイチ差異の分からない、ブティックの商品を眺めながら思った。
マリアーナは、引き続きといった具合ではしゃぎながら店を物色する。
「ねぇ、リュウイチくん! これは私に似合いマスか?」
マリアーナは真紅のタイトスカートを自分の体にあてがいながら俺に訊いてくる。
「う、うん。似合うと思う」
「本当? それならこれも買いまショウ」
俺の愛想笑いはちゃんと機能しているだろうか。
いや似合わないとか、つまらないとかじゃなく、本当に何と受け答えすればいいのか分からないのである。
女の子の買い物に付き合ったり、服を選んだりなんて、今まで経験したことがなかったから……。
やがてマリアーナが一通り色々な店を物色した後、俺達は商業施設のベンチに腰をかけ、一息ついた。
「ふぅ……こんなに楽しかったの久々デス」
マリアーナの足元には、10に届く程の荷物が並べられている。
(モデルって、やっぱり稼げるのかな……)
俺はそんな下世話なことを考えてしまったことを申し訳なく思いながら、その量にただ圧倒された。
「え~と……この後水族館に行くんだけどさ、荷物……」
「あっ! そういえばそうデシタね……! どうしまショウ?」
マリアーナは俺の言葉を最後まで聞く前に慌てて出してしまう。
つくづく、感情の表出が多い人である。
「いや、確かコインロッカーがあったから。そこに預けられるよ」
「そうデシタか。それじゃあ、そろそろ水族館へ行きまショウか!」
俺はマリアーナの荷物を持ち、駆け出したマリアーナの後を追った。
それにしても……と俺は思う。
(モデルってもっとこう……冷たくてクールな印象だったけど……)
俺はマリアーナの全く真逆な雰囲気に、ほんの少しばかり驚いていた。
まぁ、あくまでも俺の偏見だけど……。
俺はマリアーナの背中から、いつの間にか目を離せずにいた。
でもそれが心地よく、楽しくて、嬉しくて……。
俺はただただその淡い感情を甘受するのである。

荷物をコインロッカーに預けると、俺達は水族館へ向かった。
都会の真ん中の商業施設の中にある水族館故に、出入口はさして飾り立ててはいない。
白い壁にカラフルにその施設の名称が書かれている。
(そういえば、水族館なんて久々に来たな。小学校の遠足以来か?)
俺は意外と値の張るチケットを三人分購入しながら考えた。
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