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えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第6章 金髪美女の誘惑!!
朝食の準備が整う頃になると、自然と全員がダイニングに集まり始めた。
そして本日の予定を俺達に告げる母さん。
俺は半熟の目玉焼きをつつきながら、適当に返事をした。
しかし俺は隣に座るマリアーナの様子が気になって仕方ない。
先ほどのキッチンでのやり取り同様、彼女は至って普通に接してくる。
まるで昨日のことなんて、なかったかのように。
普通にご飯を食べて、普通に俺の父さんと母さんと会話をしている。
この場でギクシャクしているのは、俺だけなのだろう。
やがて父さんと母さん、そしてマリアーナは、ファッションショーの準備のために出発していった。
俺は自分の部屋の窓から、三人が乗る車が出発するのを眺めていた。
やれやれ、と息つく間もなく机の上に乗ったスマホが鳴動していることに気がついた。
スマホを手に取ると、SNSにメッセージが到着していることが確認できた。
開くと、同学年の水泳部のメンバーでどこかへ行かないかという旨の書き込みがあった。
もう既に、何人かが遊びに行きたいなどと返信している。
そういうことなら、と俺も遊びに行くと返信する。
俺はしばらくその流れるメッセージを眺めつつ、行く場所の提案をした。
多分、集合場所と遊ぶ場所が決まるまで、20分とかからなかったであろう。
集合場所は俺の家から少し距離があるが、今から出れば余裕で間に合うだろう。
俺は急いで身支度を整えると、玄関へと向かった。
そんな折、俺はふとリビングでノートパソコンのキーボードを叩く姉貴の姿を垣間見た。
「どこか行くの?」
姉貴はノートパソコンの画面から目を離さずに俺に訊ねてきた。
「なんか、遊びに行く。学校の友達と」
俺はなんとはなしに、適当に返事をした。
「そう」
姉貴はそれだけを言って、キーボードを叩き続ける。
もう俺のことは、意識の外に追いやったらしい。
俺はそれに気がつくと、踵を返して玄関へと歩を進めた。
……あれは、怒っていたのだろうか。
考えてみると、姉貴が悲しいとか、怒っているという感情を現したところを、俺は見た記憶がない。
しかしながらあの姉貴には、どこか感じたことのない冷たさを覚えた。
とはいえここ数日の間、姉貴を怒らせることや、ましては悲しませることが起こった記憶はない。
……気のせい、であろう。
俺は気を取り直して靴を履くと、勇んで玄関の扉をくぐった。
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