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えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第7章 男の手に堕ちて
そう言って姉貴は、東堂の肩を叩く。
まだ何か言いたげな東堂であったが、それを堪えるかのように、彼女は引き下がった。
「また何かあったら教えて」
「……はい」
東堂はそう言うと、反対車線のバス停へと走り出した。
俺は俯きながら走り出す彼女の表情を、伺うことができなかった。
「姉貴……あの……」
俺は何があったか聞こうとするも、姉貴はスタスタと先を歩いていく。
「お、おい!!」
慌ててそれを追いかける俺。
俺の姉貴と後輩が、明らかにただならぬ雰囲気で対面していたのだ。
見て見ぬふりは到底できない。
俺は姉貴に追いつくと、その横に並んで歩いた。
見下ろした姉貴の横顔は、いつになく険しい。
やがて俺達はそのまま、自分達の家へと辿り着いた。
「なぁ、何があったんだよ!!」
俺は中々返事をしない姉貴に対して、その背に強い口調で問い詰めた。
靴を脱いだ姉貴は、鞄から1枚の封筒を取り出して俺に振り返った。
「……開けて」
俺は姉貴の低い声を怪訝に思いつつも、その封筒を指示された通りに開けた。
「……!! なんだよこれ!!」
そこには、1枚の写真が入っていた。
俺と姉貴が写っている。
しかし、ただの写真ではない。
俺と姉貴がシックスナインの態勢で、お互いを貪り合っているところが写されている。
「さっきの子の家にこれが届いたらしい。あの子、自分一人でどうにかできるものじゃないからって、私を探してこれを渡しに来たんだそうだ」
俺は写真をどこか遠くに眺めながら、先程の東堂の姿を思い浮かべた。
可哀想なほど色を失った彼女の表情。
「あっ……そういえば……」
俺はあることに思い立ち、自分の鞄の中を探った。
そこには、今朝下駄箱の中で見つけた封筒があったのだ。
その封筒は、東堂が持ってきたものと同じものである。
俺は姉貴がその封筒に目を見張るのを感じながら、中を改めた。
「……やっぱり」
その中には、姉貴がベビードールを着て俺のものをくわえている写真が入っている。
「それはどこで手に入れたの?」
「学校の下駄箱に入ってた」
しばし俺達は、呆然と立ち尽くしていた。
「け、警察に、連絡しなきゃ……」
最初に口を開いたのは俺の方である。
その声は、不安で消え入りそうになってしまった。
「……警察に言ったら、学校にも連絡が入るだろう? それは学校で見つかったもので、あの子も学校の生徒なんだから」
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