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えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第7章 男の手に堕ちて
けれど俺は無意識の下で、先生の笑顔を不気味に思っていた。
「な、なんで……どういうつもりでそんなことを!?」
俺はそれを振り払って、ようやと言葉を絞り出した。
しかし佐久間先生は飄々とした態度のまま、少し思案をした後に再び俺に向き直った。
「まぁ、ちょうどいいや。おいで」
先生はそう言いながら、後部座席の扉を開いた。
まるで俺をそこへ誘っているかのように。
「……どこへ行くつもりですか?」
「大丈夫だよ。君に危害を加える気はないから。僕としては、別に君に来てもらおうがどちらでもいいけど、多分ここで着いてこなければ余計に後悔することになるだろうよ」
俺は先生の不気味な笑顔と扉を見比べた。
まったく答えにはなっていない答えに、俺は不信感しか感じていない。
けれど俺は、しばらくの思案の後、車へと乗り込んだ。
相手のテリトリーに入ること、そしてどこへ連れていかれるか分からないことへの不安はある。
しかしここでおめおめと引き下がる気も起きなかった。
俺が車に乗ったことを確認した佐久間先生は、運転席に座るとどこかへメールを送ってから車を発進させた。
俺達二人を乗せた車は、ゆっくりと道路へと進みだす。

「それで、何であんなことをしたんですか」
沈んだ車内。
俺はまず真っ先に一番気になっていたことを訊ねた。
「う~ん。どうしてだろうねぇ」
「とぼけないでください!!」
あくまでも飄々としている佐久間先生に、俺は苛立ち紛れで声を荒げた。
正直、怖くないといえば嘘になる。
しかしそれよりも今は、怒りの方が俺を突き動かしてた。
そんな俺に対して、先生はやれやれといった体で答えた。
「実はね、僕と君のお姉さんは同じ大学に通っていたんだよね。僕が四年生の時に、彼女は一年生だった」
先生は更に続ける。
「まぁ、僕さ。モテるでしょ? 今まで色んな女の子とお付き合いしてきたわけだよ。でもみんな容姿なりセックスの相性なりがイマイチだったんだ。そんな時、君のお姉さんが目についた」
先生は運転を続けながら淡々と語った。
「体も顔もいいから、ちょっと粉かけてみたんだけど、中々強情で全然靡いてこないの。ずーっと澄ました顔で、適当に僕をあしらっちゃってさ」
先生の声に、怒りとも悔しさともつかない熱がこもり始める。
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