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えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第8章 君を追って!!
女はまだ柔らかいそれに、さっそくキスをする。
彼女がわざと出すリップ音が、部屋にこだまする。
そして彼女は先端から付け根までを、目一杯舌を出して舐めとる。
鈴口をキャンディのように舌で転がしたかと思うと、今度は竿全体を掌でマッサージするように刺激をしつつ大きく舐める。
そして睾丸を唇に含み、柔らかく食む。
彼女のいやらしい舌使いで、佐久間自身が徐々に硬く大きくなっていた。
けれど彼の視線は、女越しに見える寝室のクローゼットに向けられていた。
彼女はそれに気がつかないまま、自身の欲望を満たす準備をし続けているのであった。
やがて完全に凝り固まった佐久間をみとめると、女はショーツを脱ぎ捨てた。
極力スカートにラインが出ないように布面積の減らされたショーツが、佐久間の足元に落ちる。
そのショーツは、もうすっかりびしょ濡れだった。
女は佐久間の膝の上に股がった。
そして自身の秘所を佐久間にあてがうと、ゆっくりとそれを飲み込んだ。
「あ、ッ駿のぉ……入ってるぅ……」
女は佐久間の胸に凭れかかりながら、一際妖艶な声を上げた。
佐久間にとっては、もう見飽きた光景だ。
女はそんな佐久間の感情に気がつくことなく、ゆっくりと腰を動かした。
彼女は自分の中にある、佐久間のものの質量に体がはち切れてしまいそうな感覚に陥っていた。
それをこらえながら、彼女はゆっくりと腰を上下に動かす。
自分を犯す肉棒が、一点を擦る度に彼女は口から甘い吐息を漏らす。
その吐息に、徐々に喜悦の声が混じり出す。
やがて……。
「ひゃっぁ……!! あぁん……ん……」
彼女の中に佐久間が精を吐いたと同時、女はより大きな喘ぎ声を上げた。
しばらく女は彼の肩に頬を寄せ、その快楽の余韻に浸った。
しかしながら佐久間は、そんな彼女の肩を押して自分から遠ざけてしまう。
女は驚いて佐久間を見上げるも、彼は女を冷たく見下ろしていた。
「この後用事があるから。もう事は終わったしさ、早く帰って」
「え……」
素っ気ない佐久間の態度に、女は渋々と佐久間の上から退いた。
佐久間は深いため息を吐くと、自分の着衣を整えた。
そしてテレビを付け、その画面を気だるげに見ていた。
「あ、あの……」
女は佐久間の態度の変わりように、しどろもどろするばかりだ。
しばらく彼女がそうしていると、佐久間はほんの一瞬だけ、女を見やった。
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