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第5章 淫魔に恋する青年

「そういえば、もうすぐ弓道夏合宿だね～」


食事をしながら、共通の話題を振った。


この関係を続けて3か月、季節はもう夏で合宿の季節だ。


毎年合宿は長野県で1週間半行っている。


宿に弓道場が付いていて、部内大会をしたり、花火をしたり、グループでお笑いをやったり、バーベキューをしたりと楽しいことが盛りだくさんだ。


「そうだねぇー、今年は後輩の指導とかも始まるし、頑張らないとね！幹部の方でももう着々と準備を進めてるよー。」


玲奈は主務で、宿の方とプランの相談や手配をやっている。


「あっ！」


玲奈がいきなり大きな声をあげた。


「どうしたの？？・・・あっ！」


玲奈の考えていることが分かった。


たぶん俺と考えていることは一緒だ。


1週間半合宿所にいるということは、玲奈にとって精液が確保できないということ。


死活問題だ。