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ふたりの女上司、母も美少女も。
第2章 第二章 大いなる淫望
3

「お待たせ、加山君…」
僕は時間を持て余して、ドアの横の壁前に膝を抱えて座り込んでいた。なるべくこの、見知らぬ男に近づきたくなかったからだ。
「井川部長…新垣さんっ!」
部長に続いて新垣さんがこの部屋に入って来た。彼女も例の男に気付いて目を丸くして立ち竦んでいる。
「ご紹介するわ!当社代表取締役社長、広瀬です!加山君も初めてよね…」
「えっ!ええっ!!」
当の本人は気が付くはずもなく、だらしなく全裸で涎を垂らしている。
「加山君!彼女をお隣の特等席にアテンドしてあげて!」
「えっ!」
部長に促されて新垣さんの背中に手を回した。身体の熱がジャケットを通してもわかる。社長から視線をそらしたまま俯いているが呼吸が荒くなって肩が僅かに上下している。
「新垣さん…」
固まったまま動こうとしない。顔を覗き込むと目を固く閉じたままだ。夢で見たのと同じように口元に黒子がある。口呼吸する度にその小さな点が震えた。
「僕も隣に座ります…心配しないでください!」
自分でも意味不明な説得だとは思いながら彼女の手を優しく握った。その刹那、彼女が強く握り返してきた。この状況下では、兎に角誰かに縋りたいのだろう。僕は一緒に傍のソファーに腰をおろした。二人掛けのラブソファーだから自然と身体が密着する。手はずっと握ったままだ。僕から顔を逸らしたまま背中を向けている。髪から、身体から、甘い香りが発散されて鼻孔を擽る。気付くとペニスが熱く固くなりズボンをテントのように押し上げてしまっていた。

「この男、社長としての才覚はゼロ!ただ私に嘘をつくような卑劣な男ではないの。足りないところを補い合いリスペクトし合うパートナーなの!」
そう言いいながら拘束椅子の前に膝をついてペニスに唾を垂らした。社長は敏感に反応して手足をバタつかせる。
「アッヴウ、ヴィッ!」
よほど待ち焦がれていたのだろう、大きな声で何かを訴えている。ふっと気が付くと新垣さんが薄っすらと目を開けて盗み見ている。ゆっくりと鎌首を起こし始めた社長の仮性包茎とそこにダラダラと涎を垂らす井川部長へ交互に視線を送っている。僕は気がつかれないように様子を伺うことにした。
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